誰にでもできること

彼(コオ)と私は本の趣味が違うので、滅多に同じ本を読むことはない。
しかし、全く違う本を読みながら偶然にも同じメッセージに出会うということがある。

先日出合ったその内容とは「準備をしっかりとすること」であった。

私は以前Rishにこれを言われたことがある。
つまり予定を立てずに(立てただけで終わらせずに)、準備をしなさいということだ。

例えば講演の依頼が来たら、内容を決め、原稿を書き、何度も練習し、よどみなく話せるようになったら、今度はそれを他人に聞いてもらい(あるいは録音をして客観的にきいてみて)、さらにそれを手直ししていくといった具合。

そこまでする講演者は滅多にいないだろう。
けれどもそれができる人は必ず成功できる、と思う。

人の才能なんて特別な場合を除けば、皆似たりよったりだと私は思っている。
大切なのは「誰にでもできること」に誰にも負けないくらいの情熱をかけて取り組めるかどうか。
あるいは「誰にでもできる」けれども、誰もやっていなさそうなことに積極的に取り組めるかどうか、ということなのだと思う。

これはまた、人目を気にしていたらなかなかできることではない。

そう考えると私はこの「準備のしっかり度」がまだまだ甘いな、と思うのだ。
Rishに言われるのはその点なのだと今は理解している。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました。
by m_alchemia | 2009-04-26 21:12 | 日々の想い