仕事の美意識
2007年 06月 12日
最近読み始めたメルマガ「私が一番受けたい授業」のバックナンバー。ちょっと長いけれど、そのまま引用させていただきます。いろいろなことを思いました。
・ ・ ・ ・
木下さんって大学生の時に塾の講師をしていたんですが、とても人気がある先輩講師に
土下座して頼みこんで授業を見学させてもらっていたんですね。
で、その先輩っていうのも大学生だったらしいんですが、その人、本当にすごい人だったらしいんです。「大学生のアルバイト」だったのに、プロ意識がものすごいんですね。
その塾には「授業の始まる5分前には教室に入りなさい」というルールがあるんですって。
ところが、アルバイト代は授業の時間しか出ないわけなんですよ。
これ、理屈からすればタダ働きってことになりますよね。
それに関して別のバイトの講師達が、 「バイト代を出してくれないのに5分前に行けなんて わけわかんないよ。なんで5分前に行かなきゃいけないんだ。 こんな経営者がやっている塾にいる俺達ってツイてないよなぁ~…」と文句を言っていたんですって。
それを聞いていたその先輩は、多分、「プチン!」と切れたんでしょうね。
そこで切れられるところがすごいと思うんですが、
そんな事を言っていた講師達に向かって「お前が『5分前に行く』というルールに対してどう思おうと勝手だが、経営者のことを悪く言うな!お前はこの学校の経営者が歩んできた道を歩んできたのか!?経営者は、この長い道を歩んできた歴史の中で『5分前に教室にいく』というルールを作ったんだ。
もしそれが嫌だったら、お前は空き地にでも行って黒板立てて自分で塾をやれ!!それができないから、今ここでアルバイトをしているんだろう!?それができない奴にそんなことを言う資格はない!」
…と言ったんですって。
スゴイですよね~。大学生のアルバイトで、ですよ。
ここまで言えるなんて。ここまでプロ意識を持っているなんて。
世の中に、こういうことはいっぱいありますよね。
理屈では確かに「おかしいじゃないか」っていうことはありますよ。
でも、そこには歴史があってのことなんですね。
私もその話を聞いて結構反省したんですね。いろいろと。
はい。いい話聞けたな、と思います。
「いいものはいい。悪いものは悪い」
これで教えなきゃいけないこと、確かにあるなと思いました。
(中略)
芳直さんも、いろんな会社を訪問したときに、良く、その会社の下足入れを見るんですって。
向きが違うとか、斜めとか、そういうのを見ると
「あぁ、この下足入れじゃ、実績や生産性はあがらないでしょう」
って言うんですって。社長さんとかに。
そうすると社長さんは 「えっ、そんな下足入れ見ただけでわかるんですか?」って言うので、
芳直さんは 「25年もいろんな企業を見ていればわかりますよ。靴が、まっすぐに同じ向きで 並んでいないのを見て気持ち悪いと思えなかったら、生産性なんて絶対にあがりませんよ。」
っておっしゃるんですって。これ「美意識」の問題ですよね。
「普遍」の部分ですよね。
他にも、 「会社にある時計が全て正確な時間に合わせてあるか」とか、 「会社にあるの花や植木が枯れていたり、しおれていたりしないか」とか、そういう部分に気づけるかどうかが大切なんですって。
…そういうことが常識としてきちんとできている企業は強い
っておっしゃっていました。
こういう普遍の部分をまず教えなさいって
おっしゃってましたね。はい。
・・・(引用ここまで)
理屈ではなく、美意識の問題。そしてプロ意識の何たるかを教えていただきました。
何故挨拶をしなければならないか。
何故掃除をしなければならないか。
何故靴をそろえなければならないか。
それは美意識の問題だと。そしてこれらにも必ず理由はある。でもそれは理屈では説明できない理由なのだから、やってみた者にしか分からないのだということですね。
理屈ばかりをこねて素直になれない人間には到底真実は分からない、といわれて
いろいろと思い当たる場面があり反省しました。
・ ・ ・ ・
木下さんって大学生の時に塾の講師をしていたんですが、とても人気がある先輩講師に
土下座して頼みこんで授業を見学させてもらっていたんですね。
で、その先輩っていうのも大学生だったらしいんですが、その人、本当にすごい人だったらしいんです。「大学生のアルバイト」だったのに、プロ意識がものすごいんですね。
その塾には「授業の始まる5分前には教室に入りなさい」というルールがあるんですって。
ところが、アルバイト代は授業の時間しか出ないわけなんですよ。
これ、理屈からすればタダ働きってことになりますよね。
それに関して別のバイトの講師達が、 「バイト代を出してくれないのに5分前に行けなんて わけわかんないよ。なんで5分前に行かなきゃいけないんだ。 こんな経営者がやっている塾にいる俺達ってツイてないよなぁ~…」と文句を言っていたんですって。
それを聞いていたその先輩は、多分、「プチン!」と切れたんでしょうね。
そこで切れられるところがすごいと思うんですが、
そんな事を言っていた講師達に向かって「お前が『5分前に行く』というルールに対してどう思おうと勝手だが、経営者のことを悪く言うな!お前はこの学校の経営者が歩んできた道を歩んできたのか!?経営者は、この長い道を歩んできた歴史の中で『5分前に教室にいく』というルールを作ったんだ。
もしそれが嫌だったら、お前は空き地にでも行って黒板立てて自分で塾をやれ!!それができないから、今ここでアルバイトをしているんだろう!?それができない奴にそんなことを言う資格はない!」
…と言ったんですって。
スゴイですよね~。大学生のアルバイトで、ですよ。
ここまで言えるなんて。ここまでプロ意識を持っているなんて。
世の中に、こういうことはいっぱいありますよね。
理屈では確かに「おかしいじゃないか」っていうことはありますよ。
でも、そこには歴史があってのことなんですね。
私もその話を聞いて結構反省したんですね。いろいろと。
はい。いい話聞けたな、と思います。
「いいものはいい。悪いものは悪い」
これで教えなきゃいけないこと、確かにあるなと思いました。
(中略)
芳直さんも、いろんな会社を訪問したときに、良く、その会社の下足入れを見るんですって。
向きが違うとか、斜めとか、そういうのを見ると
「あぁ、この下足入れじゃ、実績や生産性はあがらないでしょう」
って言うんですって。社長さんとかに。
そうすると社長さんは 「えっ、そんな下足入れ見ただけでわかるんですか?」って言うので、
芳直さんは 「25年もいろんな企業を見ていればわかりますよ。靴が、まっすぐに同じ向きで 並んでいないのを見て気持ち悪いと思えなかったら、生産性なんて絶対にあがりませんよ。」
っておっしゃるんですって。これ「美意識」の問題ですよね。
「普遍」の部分ですよね。
他にも、 「会社にある時計が全て正確な時間に合わせてあるか」とか、 「会社にあるの花や植木が枯れていたり、しおれていたりしないか」とか、そういう部分に気づけるかどうかが大切なんですって。
…そういうことが常識としてきちんとできている企業は強い
っておっしゃっていました。
こういう普遍の部分をまず教えなさいって
おっしゃってましたね。はい。
・・・(引用ここまで)
理屈ではなく、美意識の問題。そしてプロ意識の何たるかを教えていただきました。
何故挨拶をしなければならないか。
何故掃除をしなければならないか。
何故靴をそろえなければならないか。
それは美意識の問題だと。そしてこれらにも必ず理由はある。でもそれは理屈では説明できない理由なのだから、やってみた者にしか分からないのだということですね。
理屈ばかりをこねて素直になれない人間には到底真実は分からない、といわれて
いろいろと思い当たる場面があり反省しました。
by m_alchemia
| 2007-06-12 00:02
| 日々の想い