傷
2006年 04月 25日
誰もあなたを傷つけることになど興味はない。
誰もあなたを傷つけようと積極的に待ち構えているわけではない。
誰もが自分自身の傷を守ることに忙しいのだ。いったい誰がそんなエネルギーを持っているかね?
だが、それでも、それは起こる。傷つけてほしいといわんばかりに、まさにその準備を整えて、あなたがぎりぎりのところでなんでもかまわず待っているからだ。
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Oshoタロットの言葉に目が留まる。
誰も私を傷つけることになど興味がない。なのにそうなってしまうのは、私がそうなることをぎりぎりのところで待っているからだ、と。
傷つくことで自分の存在を確かめようとしているかのようだ。
痛みの中で「確かに私はここにいるのだ」と感じたがる部分が人間にはあるのかもしれない。
そういう時には人は苦しみや痛みを自ら求めてしまう。
私もそういうところがあるなぁと思った。
もっと軽やかに生きる中に自分をみつけてもいいのではないか。
せっかくの爽やかなこの時間を何も自ら重苦しくさせる必要もあるまい、と。
by m_alchemia
| 2006-04-25 17:15
| 日々の想い