新年

2020年を迎えました。

今年は東京オリンピックの年でもあり、

また西洋占星術では数百年に一度の

トリプルグレートコンジャンクション

（木星と土星と冥王星が重なる）を

迎えるということもあり、

そして単純に数字のキリが良いということもあって、

なにか「2020年」という節目が

やってきたのだなという感覚が強くあります。

とはいえ、我が家の年末年始は

いつもと全く変わりなく

穏やかに年明けを迎えました。

年末は買い出しとお墓参りと

おせち料理づくりで

慌ただしく過ごし、

大晦日は義母やパートナーの兄弟もそろって

一緒に年越しそばを食べ、

元旦の朝も皆でそろって

お雑煮とおせちをいただきます。

それから私の実家へ家族で出向いて

両親、妹家族と一緒に食事をとり

実家のお墓参りをして、

近所に初詣に行きます。

20年以上変わらずに続いている

我が家の正月です。

普段、自分から何か話を切り出す

ということのない実家の母に

「たまに皆で集まるのも楽しいものね」と

私から水を向けると

「そうね。本当に楽しいわね」と返ってきました。

「電話で話すだけでは、相手が電話口で

『元気でやっている』と言っていても

本当に元気かどうか分からないでしょう？

でも顔を見れば、ああ本当に元気なんだなって分かるから。

それに普段はお父さんと二人きりでしょう。

それで、お父さんがゴルフに行ったりすると

私ひとりになっちゃうでしょう。

そうしたときに、今日みたいな日のことを思い出して、

ああみんな元気だったな、って思うと

だんだんね、ここが温かくなってくるような感じがするの」

そういって母は胸に手をあてて

にっこりとしていました。

家族が元気でいるということを思うだけで

ハートがあたたかくなってくるという気持ちは

私もとてもよくわかります。

時代や社会が大きく変わっていくと言われますが、

その変化のなかで

人が一層元気で日々を送ることができたり、

大事な人を大事にするということが

今まで以上にしやすくなるようにと願っています。

今年も素晴らしい一年となりますように。