思い込みと現実

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先日、ふと思い立って
日本の平均寿命はどのくらいだったかと
調べてみました。

2018年のデータでは
女性が87.32歳、男性が81.25歳で
過去最高とのことでした。

特に女性の方は
私が思っていたよりも高齢でした。

もし自分が87歳まで生きるとしたら
仮に70歳で仕事を辞めても、
まだ17年もあるのか、ずいぶんと長いなと
そのようなことを思いました。

世界の平均寿命は72歳でした。
主に乳幼児の死亡率が減ったことが原因ですが、
こちらも私が思っていたよりも長寿でした。

識字率は80%を超えていること、
初等教育を受けている世界の子供たちは
女子を含めて90%を超えていることなども
私の認識とは違っていました。

では私の思い込みによる世界認識は
いつ頃のものかというと
1970〜80年代くらいのもののようです。

現在、もはや先進国と発展途上国という括りでは
世界は語れなくなっており、

いつの間にか現実の世界は
私のイメージとは全然違った姿になっていたのだな、と
数字をみて衝撃を受けています。

こんなに事実とは違う思い込みばかりの頭で
一生懸命に何かを考えたとして、
未来に向けて、どんな有益な答えが
出てくるのだろうと考えてしまいました。

過去の記憶に引っ張られ、
あるいは自分のイメージに縛られて
そこから自由になれなくなるという点では

「本来の自分を知ろうとする」ことや
「世界を正しく認識する」ことは
案外、同じ課題を持つものかもしれないと思います。

自分を知ることは
哲学的で難しい部分もありますが、
世の中を知ることは、
自分の思い込みを外して根気よくいけば
少しずつ正しく見えてくるものかもしれないと
そのようなことを思っています。


by m_alchemia | 2019-11-26 06:00 | 日々のこと

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