コートールド美術館展
2019年 11月 19日
上野の東京都美術館で開催中の
コートールド美術館展に行きました。
サミュエル・コートールド氏のコレクションで、
マネ、モネ、ルノワール、セザンヌ、
ゴーギャン、ゴッホ、ルソーと
印象派、ポスト印象派の名画揃いでした。
ロンドンでの印象派の評価が
まだあまり高くなかった時代に
実業家のコートールド氏が
自分のセンスを信じ、
社会的な信念を持って
これだけのものを収集したということに
素直に感動しました。
それらを見てまわるうちに
実業家の大原孫三郎と友人の児島虎次郎が
ヨーロッパでの美術品の買い付けに
情熱をかけたことにも思いが至りました。
現在それらは大原美術館として
倉敷にありますが
日本の芸術界のために、
本物の西洋美術に日本にいながら
触れることができるようにとの思いで
多くのコレクションを残してくれたことに
感謝の気持ちです。
芸術家も素晴らしいし、
彼らを資金的に支える人も素晴らしいし、
芸術の価値を後世に残すために
尽力を注いでくれた人々も
本当に素晴らしいと思いました。
コートールド美術館が
長期改修工事中であるとのことで、
これだけの名画がロンドンに行かずとも
日本で一堂にみられるのは
あまりない機会のように思います。
見応えのある美術展でした。
コートールド美術館展 魅惑の印象派
会期は2019年12月15日(日)までです。
by m_alchemia
| 2019-11-19 06:00
| 日々のこと