タロットは魂の巡礼の旅

週末はタロットの初級コースだった。

逆さまに吊るされている(ように見える?)12の「吊るし」。このカードは実は縛られているのではなく、世の中のことがらからいったん逃れて引きこもっていることを表している。こもりながら世の中をじっと観察をする必要を説いているカードである。

逆さまになっているのは、物事の視点を変えてみることで違ったものがみえるから。動いていたら観察などできないのだ。だからじっとしている。

初級コースに来ているお一人が言った。

「観察することで自分が次に何をしたらいいのかが見えてくるんですね」

「吊るし」の次には13のカードが来る。骸骨(?)のような人物と大きな鎌は一見死神にもみえる。が、このカードは内面の目ざめと変容を表している。

「よく観察していないと、変容するために何をそぎ落としていいのかも分からないっていうことですね」

13の変容は厳しいものがあるのだけれど、その隣には大きな翼をもった救済の女神14の「節制」が13に向けて視線を送っているのである。

「そういうことなんだぁ~!」

そういうことなのである。
by m_alchemia | 2006-02-20 12:29 | 日々の想い