筋力と筋肉の関係

何だかトレーニング日記のようになっている。

「手足が長い人は筋肉がついたらすごくかっこよくなりますよ~」とおだてられ、はげまされて一ヶ月が経った。

「筋肉つくんでしょうか・・・?」

「つきますよ。少しずつ筋力が上がってきているし、筋力が上がったら筋肉がついてきますよ。」

「え?筋肉がついたら筋力が上がるんじゃないんですか?」

「違いますよ。筋力が上がったら筋肉がつくんです。」

つまり、今ついている筋肉は実際のところ半分ほどしか使われていない。それを100%近くまで使えるようにする。私がやっているトレーニングのメニューは現在の筋肉で完全に力を出し切ることを目的にしているのであって、力を出し切ることが出来るようになれば3,4ヵ月後に遅れて新しい筋肉がつくのだそうだ。知らなかった。

私はこの話をエアロバイクをこぎながら10分くらい聞いていたので、はじめのうちは「へぇ~」「そうなんですか」と言っていたが途中から息が上がって無言になってしまった。

「川上さん、今『このクソコーチ、ぐたぐたと長ったらしい説明をいつまでやってんだ』って思ってたでしょ。」

「はい、半分ぐらい思っていました。」(笑)
このコーチは私が思っていることをいつも実にみごとに言い当てる。

後の半分で思っていたことは、やはりここでも「使い切る」ということがキーワードなのだなということだった。使い切る努力をしていれば必ずその次が見えてくる。もしかしたら能力も能力自体を上げることよりも、今もっている能力を最大限使い切ることに集中すれば自然に上がっていくものかもしれない。

それにしてもその「出し切る」ことが大変なのだ、これがまた。ふぅ。(苦笑)
by m_alchemia | 2006-02-10 21:47 | 日々の想い