待ち遠しいです

  としごとに咲くや吉野のさくら花 樹を割りてみよ 花のありかを 
                                  (一休禅師)

今日はまた随分と冷え込んだ。早く桜の季節にならないかなぁ。
それでもアレルギーなどに敏感な方にはもうその気配は感じるようである。今の私には日の長さだけがようやく春を感じさせるにとどまっているが。。。うん、もう少し。

一休さんの上記の歌にはときどきいろいろなことを考えさせられる。
桜の花は確かにあるのだけれど、けれどどこにもなくて、どこにもないけれど確かに存在する。刻々と変化するけれど、変わらずそこにあるもの。変わらずそこにあるようで、昨日と同じ形でそこに存在するものは何もない。

私たちはそういったものに囲まれて日々の生活を送っているんだと。

今年はたくさん桜の下で時を過ごしたいなぁ。桜の下でいろいろなことを感じてみたい。

春はすぐそこ。。。たぶん、もう少し。
by m_alchemia | 2006-01-18 22:52 | 日々の想い