「生きるための明るさを」

昨日のサッカーの試合、日本代表 vs Jリーグ選抜でカズがゴールを決めた瞬間、というのを彼(コオ)が熱く語ってくれました。(私は部屋にこもって仕事をしていたので直接はみていなくて、今日、そのゴールシーンを動画で観ました。)動画はこちら。→ ☆

そのカズの試合前のインタビュー記事を新聞で読みました。

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プロのサッカー人として、観に来る観客がいなければ、その存在意義もない。被災地の様子をみていると「サッカーなんてなくてもいいもの」のように見える。食料、医療・・・優先順位をつけていけば、スポーツなんて一番に要らなくなりそうだ。それでも僕はサッカーは娯楽を超えたものである、と信じる。・・・

こんなことを言える立場ではないけれども、いま大事なのはこれから生きていくことだ。悲しみに打ちのめされるたび、乗り越えてきたのが僕たち人間の歴史のはずだ。とても明るく生きていける状況じゃない。でも何か明るい材料がないと、生きていけない。

暗さではなく、明るさを。
僕らはみなさんに負けぬよう、全力で、必死に、真剣にプレーすることを誓う。

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カズのインタビュー記事の全文はこちら→ 

そして、その言葉通りの試合の中で決めた44歳のカズのゴールはどれほどの人たちを励ましたことでしょう。彼(コオ)も観ていて涙が出た、といいます。

カズ自身のことで言えば、彼も人生の中で「とても明るく生きていける状況じゃない」ということを何度も経験していて、けれどもサッカーを辞めずに今日まで続けてきた人だということ。

たとえばカズが現地に行って何かのボランティアに参加するということもできるかもしれない。でも、それよりもカズがサッカーの試合でゴールを決めてくれる、ということの方が何倍も何十倍も観ている人のエネルギーになるんだなと、そんなことを感じました。(動画のコメントの数がすごかった。)

私はカズのプレーをみて、この人はプロサッカー人の原点に戻ってサッカーをしているんだな、と思いました。
誠実さが心に響きました。

感動をありがとうございます♪
by m_alchemia | 2011-03-30 20:38 | 日々の想い