ラオス訪問記その2:ピアラー小学校開校式
2011年 02月 04日
ラオス第3の都市であるパクセー空港から車で約2時間。幹線道路からはずれ、舗装されていない道路を2,30分走ったところに学校がありました。村の大人や子供たちが道の両脇に並んで出迎えてくれました。
開校式はとても盛大で、まだ学校が完全に出来上がっていないので申し訳ないということで郡の教育局をはじめ、また郡のトップ(日本でいえば市長さんにあたるとのこと)まで出迎えてくださいました。
カムコーン村長さんのスピーチ。たくさんの感謝の気持ちを述べてくださいました。
ピアラー村の人口は約500人。戦争と内戦で村が荒れてしまったということですが、これまで政府やNGOの支援が入ったことのない村とのこと。(それらの援助は山岳地帯などのもっと貧しい村が優先されるそうです)村の人たちは2年かけてお金をためて、学校建設の土地を購入したそうです。
そしてカムコーン村長はこの支援の話があった翌日には郡の教育局に出かけて、どのように学校建設を行えばよいのか話を聞きにいったとAEFAのスタッフの方から話を聞きました。
このようにこの学校は村の人たちが積極的にお金を出し、木を伐採し、土地を整備し、レンガを積んで作ったものです。それだけ教育を大事にし村を発展させようという熱意にあふれた人たちでした。その思いに触れることができたのは感慨深いものがありました。
スピーチの中でカムコーンさんが3つの約束をお話し下さいました。
・出来上がった学校を大事にすること。 ・就学年齢の子供たちを全員学校に行かせること。
・そしてできるかぎり全員を卒業させること。
今回、開校式に合わせてノートやマーカーなどの文具、浄水器、それから日本からサッカーボール2個と大縄跳びをプレゼントに持って行きました。
現地のNGOスタッフが用意してくれた綱引きを一緒にして・・・
持参したサッカーボールを蹴り、縄跳びをしました。子供たちは身体能力が高い!皆すごく上手でした。別の村の子供たちも上手に跳んでいました。炎天下の中、子供たちは元気よく一緒に遊んでくれました。(^^)
今、教室代わりに使っているお寺も見せてもらいました。
彼(コオ)の向かって左隣は青年海外協力隊でラオスの教育局に在している田澤さん。今回通訳のために大変お世話になりました。(しっかりした黒板も手作りです♪)
彼(コオ)が子供たちに伝えていたメッセージは
「日本には『和』という言葉があります。皆が仲良く、助け合ってほしい。「WA」という思いを皆も大事にしてほしいです。」というものでした。子供たちは一生懸命聞いてくれていました。
続きは明日♪
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by m_alchemia
| 2011-02-04 17:29
| 日々の想い