ここからが勝負!

昨年ベストセラーになった「脳に悪い7つの習慣」(林成之著・幻冬舎新書)を再度読み直している。

その中に脳は、ゴールした、終わった、出来た、勝ったといった言葉を言った(思った)瞬間に急に働きが悪くなるという実験結果が載っていた。

完全に終わったならいいが、ほとんど「終わった」、だいたい「分かった」、まあまあ「できた」というような、本当にはまだ8割しかできていないのにそのようにしてこれらの言葉を使う場面は多い。

そうすることによってゴール直前で急にモチベーションが下がって完成しなかったり、詰めが甘くなったりしていい仕上がりにならなくなってしまうのだという。

著者の林氏はものごとが8割、9割まできたら「ここからがスタート」、「ここからが勝負」と思うことによって脳の働きは維持でき、洞察力や集中力も高まると書いておられた。

たとえば仕事から帰宅したらあれこれやろうと思っていたのに、帰宅途中で「今日も仕事が終わった」と思ってしまったがゆえに、その後のモチベーションが上がらなくなることがある。そういう場合も上手に言葉を使うことで脳は働き続けてくれるのかもしれない。

仕事でも、遊びでも、人生においても、ゴール直前でゴールを意識せずに「これからが本番!」くらいの思いでいくのが脳の使い方としてはちょうど良いよう。(^^)

ふむ。いろいろ実験してみると楽しそうだなぁ、と思っている。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました♪
by m_alchemia | 2010-04-05 19:47 | 日々の想い

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