個性

桂と同じ中学のお母さんと話をする機会があった。我が家は男の子一人だが、そちらはお嬢さん一人だ。成績も優秀で、親子関係もいい。そのお母さんが言った。

「小さい頃からできるだけこういう風になるように・・と思って育ててきたつもりだったけれど、気がついてみたら全然違う風に育ってたわ」(^^)

わかるなぁと思う。

どんなにこちらの色に染めようと思っても染まらない部分。それが個性というものなのだろう。

どんなに同じ型にはめようとしてもはまらない部分が人には必ずある。だからそれが見えてくるまでは皆同じようにフツーに育てていけばいいのかなと思う。

逆に言えば型にはめたら消えていってしまう「個性」なんて、そんなものは初めから「個性」でも何でもない。大事に大事に育てなければなくなってしまう個性なんていうものはありえない、と考えている。個性的に生きようと思わなくてもそもそも人は皆、個性的にしか生きられない生き物で、特に日本のようにどんな生き方でも認めてもらえる社会では尚のことだ。

だから育てる方も子供の個性をつぶしてしまうのではないかと心配せずに育てればよいし、育ててもらう側も自分の個性がつぶされるのではないかと心配して、反発ばかりしていないで、一度素直に従ってみたらいいと思ったりもする。個性を活かすのはその先の話だ。

そのくらい人の個性は強くて、そしてそれゆえに、個々の素晴らしい才能だと思う。

安心して枠にはまってみて、そのなかできらりと光るその人らしさを発揮していけたら周囲もまた全面的にその人の個性を応援してくれるのではないかなぁ。。

私自身のことを振り返ってみるに、私は自分のセッション一つとってみても、人とは違った奇をてらうようなことをしようと思ったことは一度もなく、普通にお話を伺って普通にフラワーエッセンスを選んでいるつもりなのだが、でもそれが非常に「個性的」であると評価をしてくださる方がいる。

ありがたいことだなぁと思う。と、同時に私にはこれしかできないなぁ・・とも思うのだ。これしかできないから、それを大事にしているのだけれども。

それが「個性」というものなのかと考えている。


・・・上記のお母さんの言葉を発端に、つらつらと考えております。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました♪
by m_alchemia | 2010-03-22 21:32 | 日々の想い