日本語に魅せられる

今日はタロット大学の講師の打ち合わせに出ておりました。タロット大学では美しい日本語を大切にするという趣旨で必要以上の横文字を使わないということを徹底されます。例えばタロットの世界でよく使われるシンクロニシティーは共時性、シグニフィケイターは象徴、クリエイティブは創造といった具合です。同じような意味で言葉を安易に簡単な表現に置き換えないということもよく注意されます。

何故なら「語彙の貧困はそのまま私たちの思考力と洞察力の薄っぺらさに直結するから」というのがその理由です。

峻厳、豊饒、深淵、静謐、精緻といった言葉を厳しさ、豊かさ、深さ、静けさ、細かさという表現に置き換えることは簡単ですが、それを安易にしてはならない、その単語の意味をダイレクトに自分のものとして捉えるようにというのが私たちが教わり、そこで求められていることです。

講師である私たちも当然、辞書と仲良くならざるを得ません。そして辞書を引けば引くほど日本語の多様さ、奥深さ、美しさに魅せられていくのです。
# by m_alchemia | 2005-04-08 23:10 | 日々の想い

スノーフレーク

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4月に入って一気に花が咲き始めました。庭に咲いている花たちの写真を撮っています。花たちの姿を美しくおさめようと夢中になっていると、あっという間に時がたっていきます。けれども、とても幸せな時間です。そして何より花たちは時間を待ってはくれませんので、明日、あさってと日を延ばしているうちに次第にその色を失っていってしまいます。今年はデジカメを持って植物園にもこまめに足を運べたらいいなぁ、と思ってはいるのですけれど・・。

昨日今日と載せたこの花はスノーフレーク。別名をスズランスイセンといいます。スイセンのような葉にスズランのような花を咲かせ、花びらのグリーンのポイントがなんとも愛らしい姿です。写真を撮るために上から(下から?)あらためて眺めると、ランプシェードのような円ではなく、柔らかな三角形になっていることに気づきました。日ごろいかに思い込みからものごとを見ているか、ということをこんなところからも感じさせられます。

本物のスズランの方はようやく土から顔を出したところです。スズランも花が咲いたらまた写真にと今から楽しみにしております。
# by m_alchemia | 2005-04-07 17:19 | 日々の想い

新学期

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昨年度で学童保育を退所した桂は、新5年生になって学校からまっすぐ家に帰ってくるようになりました。まだ給食が始まらないので、一緒にお昼を食べているとお互いになんとなく新鮮で不思議な感じがします。本人も時間と気持ちに余裕が持てるからか、留守番も手伝いもよくやってくれるので頼もしい限りです。

余裕といえば、その昔、数学者のピーター・フランクルさんが「子供の頃に死ぬほど退屈、という時間を味わっておくのはいいことだ。」というようなことをおっしゃっていたように記憶しています。その体験が後になって大きな創造力を生むということであったと思います。以来、あまりにも時間をもて余して苦しそうにしている本人をみても、きっと大事な経験をしているのだろうな、と思ってあえて声をかけずに離れてみていることにしています。桂は学習塾にも行かず家でゲームもしないので、これからもそんな場面が増えていくのかもしれません。

何はともあれ新学期。新しい友達、新しい先生、新しい教科と教科書、クラブに委員会とこの時期は新しいものがいっぱいで、その風を新鮮なまま学校から直接もって帰ってきてくれます。
私は牡羊座生まれのせいでしょうか、何かが始まりそうなこの新しい空気というものがとても好きで、桂と一緒になってウキウキしているこの頃です。
# by m_alchemia | 2005-04-06 21:21 | 日々の想い

進化するクラス

もうすぐ第5期フラワーエッセンスクラスが始まります。今はクラスの内容を最終的につめていく時期なのですが、この時期になるとアイデアが次々と沸いてきてあれやこれやと頭の中がめまぐるしく動きます。基本的な流れは毎回変わらないのですが、開講の度に「今回はこれをやってみたい!」と思うものが私なりにありまして、それを考えると毎日ワクワクと疲れ知らずでテキスト作りに励んでいます。さて、今回はどのようなクラスになりますことか。テキストの内容が最終的に決定するのは約1週間前。再受講の方にとっても新鮮な気持ちで参加していただけるような、以前の内容がさらに深い理解となって合点がいくような、そんなものをイメージしながら、一足先にクラスの皆さんとの交流をイメージの世界で楽しんでおります。
# by m_alchemia | 2005-04-05 13:25 | 日々の想い

月の香り、花の音色

このブログは前回のメルマガ「フラワーヒーリング日記」の発行前夜に突然開設となりました。ブログのことをちらりと思い始めたのは、今年の初め頃。けれども私自身がPCに疎いため、それとなく彼(コオ)に希望を伝えておきましたところ、忘れていたかのようであった彼が突然に思い立って(そのように見えました・・)作ってくれたのです。「せっかくだから明日のメルマガでお知らせ出したら?」という言葉にびっくり。嬉しくて嬉しくて、時間を忘れて作業の仕方を教えてもらい、初めてのブログへの書き込みをおこなったのでした。

作業中に、はたと考え込んだのはブログのタイトルです。目に見えること、見えないことにこだわらず、直感にふれたものを言葉にしてみたい。それにぴったりくるような名前をと思ってもどうしても出てきません。2、30分ほどたった頃、手元にあった本を何気なく開いてみましたところ、そこに「糸の音色」とありました。志村ふくみさんの「一色一生」という本です。ですから、このタイトルは志村さんからいただいたということになります。感謝の意を込めてそのことを書き記しておこうと思いました。

この本は志村さんの糸、織、色への思いをこめたエッセイ集です。著者がそれらの背後に確かに存在するものに対してしっかりと焦点を定め、それを見失うまいと、自身の器を広げようと努力してきたその道が書かれています。「一色一生」から少しばかり引用します。

「色はただの色ではなく、木の精なのです。色の背後に、一すじの道が通っていて、そこから何かが匂い立ってくるのです。私は今まで、二十数年あまり、さまざまの植物の花、実、葉、幹、根を染めてきました。あるとき私は、それらの植物から染まる色は、単なる色ではなく、色の背後にあるある植物の生命が色を通して映し出されているのではないかと思うようになりました。それは、植物自身が身を以って語っているものでした。こちら側にそれを受けとめて生かす素地がなければ、色は命を失うのです」

私はこの本をお供にして高山へ参ったのですけれども、私が今後たどり着きたいと感じているものも同じところにあると深く感動しました。そんなことも含めて充実した休暇をいただいたと思っております。

尚、このブログは都合上コメント不可になっておりますが、感想などございましたら是非本サイトよりメールをお送りください。
# by m_alchemia | 2005-04-04 16:47 | 日々の想い