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字の持つちから

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宮部みゆきの「桜ほうさら」。久しぶりの小説です。主人公は代書屋という仕事をしています。原書を見ながら貸本のための本を写す仕事です。昨年「夜の写本師」という本(これもなかなか面白かったです♪)を読みましたが、物語がどのような字で書かれているのか、それは本来、内容に少なからず影響を与えているものに違いないということを考えました。

当たり前のように活字となっているものを読み、自身もキーボードで文字を「打つ」ようになって、どんな文字を「書く」かということについてあまり深く考えなくなっていたような気がします。優しい字、強い字、小さい字、乱れた字、癖のある字・・

ノーベル賞作家のル・クレジオ氏が講演で「私はインクを使って紙の上に書くのが好きです。書家ではないけれど、はっきり読める字を書くようには気を使っています」と語ったというのを知って、ル・クレジオ氏は自分で書くという作業でしか生まれないものを体験として知っている人なのかもしれないと思いました。

同時にル・クレジオ氏は「読んだ後で自分が変わったと思うのなら、その小説には力がある」とも言っています。このところノンフィクションばかりでどうしても後回しになってしまう小説ですが、大きな余韻を残すものは小説の方が大きいな、と思うこともあります。今回の「桜ほうさら」はそんな小説でした。
by m_alchemia | 2014-01-22 18:41 | 日々の想い

子どもは母親の影響を強く受けて育つ

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昨年最後に読んだ本。彼(コオ)は「相変わらずシブい本を読んでるね」というのですが、読み応えのある良い本でした。本の写真に男前だなぁと見入ってしまったのは白州次郎氏をのぞいてはおそらく初めてのように思います。めざしの土光さんとして有名になった土光敏夫氏は石川島播磨重工、東芝の社長を経て、経団連の会長、そして引退後、国鉄民営化などを行った第2次臨調の会長を引き受けたのは85歳。「子どもは母親の影響を強く受けて育つ」と語っていますが、土光氏の母の登美さんは昭和17年に70歳で周囲の反対をよそに女学校を創設しています。母親が子どもをしっかり育てれば戦争をするような人間には育たない。故に女子教育が絶対に必要だという信念のもとにその時代、その年齢にもかかわらず、学校を創設したという姿に人の強さを感じました。ちなみに母親が亡くなった後、土光氏は経営者の傍ら、本人が亡くなるまで校長として学校に携わり、収入の大半を学校運営に回しています。昭和という時代が実によく捉えられている本でした。こういう本は歴史好きにはたまらないです。
by m_alchemia | 2014-01-11 20:39 | 日々の想い

今年もスタートです。

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桂は昨日小淵沢からキャンパスのある札幌へ戻りました。私たちはこれから地元に戻ります。それぞれの場所で始動する2014年です。
by m_alchemia | 2014-01-06 11:06 | 日々の想い

富士山

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冬の清泉寮から。自然の折りかさなる色合いが好きです。
今年の夏もこの清里で大きな焚き火を皆で囲むひと時を楽しみにしています。
by m_alchemia | 2014-01-05 11:43 | 日々の想い

あけましておめでとうございます

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昨年は大変にお世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまにとりまして2014年が美しく輝く一年となりますようにお祈りしております。
by m_alchemia | 2014-01-01 07:55 | 日々の想い