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ラベンダーの咲く庭で

明日から3月だというのに寒い一日でした。
今日は彼(コオ)と二人で昨年観そびれていた映画「ラベンダーの咲く庭で」を観てきました。
マギー・スミスとジュディ・デンチ二人の演技が、そしてバイオリンの音色が素晴らしく、上質な映画に出会えて嬉しく思っています。

情景を眺めていて、ああ昔こういう気分になったことがあるなぁと。思い返してみるとおそらくカズオ・イシグロの「日の名残り」を読み終わった時の感覚にどこかしら似ているのだと思いました。

イギリスの1930~40年代の田舎の情景。空気そして匂い。

映画の最後でバイオリンの演奏が終わった時、思わず映画だということを忘れて拍手をしそうになりました。後ろの席の人は拍手をしていました。皆同じ事を感じたんだなぁとそんなこともちょっと嬉しく思った映画でした。
by m_alchemia | 2006-02-28 22:55 | 日々の想い

楽譜を買う

しばらく前に「風の谷のナウシカ」をやっていたのをみて、どうしてもあのテーマ曲が弾いてみたくなった。以来迷いに迷って先日ようやくスタジオジブリ作品のピアノ楽譜集を買った。

楽譜を買っても弾いている時間がとれないだろう。そんなことをしている暇とエネルギーがあるのなら他のことに集中するべきだ。もし買っても弾けないのなら楽譜が無駄になってしまう。売っている楽譜がたくさんあって、どの編曲が自分に最も合っているのか分からない。毎度のことだが、そもそもどうしてそうやってあれこれ手を出そうとするのか。・・・

というのが迷いに迷った理由である。けれど楽譜を買って、最初の8小節を弾いた時、ただそれだけで「ああ、買ってよかった~!」と思った。時間はないし、他にも待っている用事はたくさんあるので果たして9小節目に入れるのはいつになるのか(笑)、最後まで弾けるようになる日は来るのか(!)分からないけれど、音を出しているその時が本当に幸せだったからである。

「ぼのぼの」という漫画の中でぼのぼのがアライグマくんに木登りの方法を教えて欲しいと頼む場面がある。そこでアライグマくんがぼのぼのに言うのだ。

「おまえは木に登りたいわけ?それとも木に登れるようになりたいわけ?」

ぼのぼのは確か「僕はラッコだから木登りが出来るようになりたいわけじゃない。ただ木に登ったらどんな景色がみられるんだろうと思って、だから僕は木に登れるようになりたいんじゃなくて、木に登りたいんだ」というようなことを答えるのだ。

この問いは実は私にとってかなり衝撃的だった。私はそれまでこの2つの違いを意識したことがなかったからだ。私はナウシカの楽譜を追って音を出しながら、このことを思い出していた。

私はこの曲を弾けるようになりたいのではなく、ただ自分が弾いてみたらどんな感じがするのか、それを感じてみたかったのだと思ったのだ。人さまの前で弾けるほどに上達するにはかなりの時間をかけなくてはならないけれど、私がしたいのはそれではない。だから楽譜を買ってよかったなぁと思ったのである。
by m_alchemia | 2006-02-27 20:33 | 日々の想い

成長の季節

半袖一枚でこの冬を過ごしていた桂が熱を出した。モコモコとしっかり着込んでいた昨年とは打って変わって風邪ひとつひかずにここまで来ていたのだが。どうやら入塾テストを受けるために一週間必死で勉強した分、気が抜けたらしい。マラソン大会や音楽発表会などの緊張する場面が重なったこともあって、とにかくこういうストレスには薄着効果は効かないということがよく分かった。

結局学校を2日間休んだけれど、その間ベラドナなどのホメオパシー薬を使い病院にはいかずに元気になった。やれやれ、である。

私は約10年ぶりに(塾で教えていた時以来ということだが)真剣に子供にテスト勉強をさせてみた。問題を予想し、子供の性格を加味して1週間で何が出来るかを考え、手書きのプリントを毎日作り、決して怒らず、けれども適当にプレッシャーをかけるということをやった。

ああ、私はかつてこんな毎日を送っていたのだったなぁ。いや、昔はもっともっとキリキリして怖かったと思う。若さゆえ・・(苦笑)

やり出して感じたことは、子供の吸収力、そして成長力のすごさである。まず意識が変わるにともなって、顔つきがどんどん変わる。そして言葉の表情が変わる。これには本当に驚いた。

結果としてたった10日あまりで人間的に非常にたくましく成長した姿をそこに見た。私もくたくたになったので、まぁ本人が熱を出すのも無理はないか、という感じである。今だからこそできる成長のしかただなぁと思った。熱は勘弁したいものだが、ちょっとうらやましいなぁと思ったのである。
by m_alchemia | 2006-02-25 23:58 | 日々の想い

40代が楽しみ!

久しぶりに美容院に行って店長と話をする。
「そういえば、近くにあったあのレストラン移転しちゃったんですか?」

「移転という話だったけれど、まだ新しい場所で店をOPENしたという話は聞いていないよ。」

「結構リーズナブルの割にはおいしかったから残念です~」

「そう?でもうちにくるお客さんの間では評判はいろいろだったよ。味も雰囲気も全部含めてだけれどね。最近思うんだけれど、結局自分が満足いく味が出せてもお客さんが満足できる味でなければだめだと思うんだよね。
僕だって、自分がどんなにうまいカットだと思っても何かのコンテストで賞をとったとしても、来てくださったお客さんが気持ちよくお金が払えることの方が大事でしょ。自分が喜ぶものじゃなくて、相手に喜んでもらえるものを如何に気持ちよく提供できるか、ってことかな。」

「でも、そういうことを思うようになったのって40代になってからじゃないですか?」

「そうだね。10才くらいまでは親のいうことをよく聞いていた。それで10代は親に反抗することをたくさんやった。そして20代、30代はさらに自分を主張して生きてきた。でも40才になったら自分のことより他人のことや家族のことの方が大事に思えるようになってきた。これって不思議だね。」

私も本当にそう思うのだ。40才を目前にして自分の視点がそれまでと変わってしまったという感じがする。

「でもね、美保さん。今思っているようなことを20代で感じちゃったらやっぱり学べないと思うんだよね。あのときにいっぱい無茶してきたからこそそれが全部今の自分にとってプラスになっていると思うんですよ。これから50才、60才って年を重ねていくのがとても楽しみだなぁ。」

20代、30代で悟ろうと思う必要なんて全くなかったのだったと今は思う。良くも悪くもとんがっていてちょうどいい。それよりも悩む暇があったらチャレンジしてみる。それが許される時期だったのだなぁと今にしてみれば思うのだ。

40代ってどんなときなのかなぁ。私もなんだかとても楽しみである。
by m_alchemia | 2006-02-22 18:09 | 日々の想い

目からウロコ

彼(コオ)が歯が痛いといって歯医者に行ってきた。

そこで言われたことは「噛む力が強すぎる」ということだそうだ。

そんなこと考えてみたこともなかったので、私も彼もビックリした。
毎日彼が食べている姿をみているけれど、そのような発想は全く浮かんでこなかった。そういえばこれまでもよく歯がかけていたようだけれど、それは歯がもろいせいだと思っていた。

自分の「噛む力」が人と比べてどうなのかなどと、それが歯痛の原因かもしれないなどと、一体誰が考えようか。

昨日12の「吊るし」のカードについて「視点を変えてものごとをみる」ことについて書いたが、本当に視点を変えると「目からウロコ」のようなことが起こってくる。

それと同時に一人でいくら考えていても視点が変えられない時には人にアドバイスを求める気持ちともつことも大切なものだと感じた。
by m_alchemia | 2006-02-21 14:19 | 日々の想い

タロットは魂の巡礼の旅

週末はタロットの初級コースだった。

逆さまに吊るされている(ように見える?)12の「吊るし」。このカードは実は縛られているのではなく、世の中のことがらからいったん逃れて引きこもっていることを表している。こもりながら世の中をじっと観察をする必要を説いているカードである。

逆さまになっているのは、物事の視点を変えてみることで違ったものがみえるから。動いていたら観察などできないのだ。だからじっとしている。

初級コースに来ているお一人が言った。

「観察することで自分が次に何をしたらいいのかが見えてくるんですね」

「吊るし」の次には13のカードが来る。骸骨(?)のような人物と大きな鎌は一見死神にもみえる。が、このカードは内面の目ざめと変容を表している。

「よく観察していないと、変容するために何をそぎ落としていいのかも分からないっていうことですね」

13の変容は厳しいものがあるのだけれど、その隣には大きな翼をもった救済の女神14の「節制」が13に向けて視線を送っているのである。

「そういうことなんだぁ~!」

そういうことなのである。
by m_alchemia | 2006-02-20 12:29 | 日々の想い

夢に向かって

先日お会いしたNさん。

「数年前にはいろいろな夢があったんです。仕事のキャリアやプライベートについても。けれど今となってはもうどんどん夢がちっちゃくなっちゃって・・・」

ちっちゃくなってしまった夢とはどんなものですかと尋ねるとNさんは3つありますといって教えてくださった。

1つ目は言いたいことが言えること。
2つ目はやりたいことがやれること。
そして3つ目は自分が一人でいられる場所と時間が持てること。

たったこれだけになってしまいました、という。

Nさんは夢が小さくなったとおっしゃっていたが、逆に私は夢の質が大きく変わったのだと思った。お金や肩書きや恋愛などというものは手に入れたらそれでおしまいだ。けれどもNさんがあげてくれた3つというのは真実と自由というものにつながる本質的なものであると思うからだ。

そうお伝えしたら、そうでしょうか・・・?というお返事だったが
私にはNさんが「私は常にわたしでありたいのだ。誰にも何にも束縛されずに自立している自由な自分でありたいのだ」というシンプルな、けれども力強い大きな夢に向かって歩み始めたような気がしている。
by m_alchemia | 2006-02-18 22:03 | 日々の想い

ママ仲間と一緒に

小学校のママ仲間の一人と話をする機会があった。彼女は今春大学に入る娘さんを筆頭に5人の子供がいる。(私の知り合いには、子沢山が多い。4人、5人という人も結構いるのである)

「兄弟がたくさんいるっていいわね、お金はかかるかもしれないけれど。」

おりしも受験真っ最中の時節柄、教育費がバカにならないという話で今はどこでも持ちきりだ。

「そうね。子供が5人もいて何が一番よかったかって、子供がこういう風になったのは私の育て方のせいじゃないって思えたところかな。(笑)」

5人も子供がいると性格も趣味もそれぞれ全く違うのだそうだ。同じように育てていても勉強好きな子供、スポーツしか興味のない子供、几帳面な子供、忘れ物の常習犯の子供・・・

一人二人しか子供がいなければ、子供の欠点をみて、もしかしたら自分の育て方がよくなかったのかもしれないと悩むかもしれないところをそれをしなくてすんだという。これは子供の個性だと。

一人っ子の母親の私としては忘れてしないがちな視点を彼女はもっていて、それが時として私を安心させてくれる。

彼女は仕事ももっているが、それでも子供が多いと完全に子供中心の生活になっていく。けれど四六時中子供のことで頭がいっぱいで、子供たちとの戦いの日々だといいながら彼女からは子供たちに対する強い強い母の愛が伝わってきて、なんだかとてもあたたかい気持ちになるのである。
by m_alchemia | 2006-02-16 23:44 | 日々の想い

バッチフラワーの占星学

かねてより気になっていた「バッチフラワーの占星学」という本を貸していただきました。バッチの12ヒーラーズ(ミムラス以下12種類のフラワーエッセンス)に12の星座を対応させている点がとても興味深いものです。

それぞれの星座の性質とエッセンスが対応しています。牡羊座はインパチエンス、おとめ座はセントーリなどです。

この本では影響の強い星が入っている場所のエッセンスを使ってみることを勧めています。たとえば私は太陽が牡羊、月が蠍なのでそれに対応するエッセンスを使用するという方法です。

それが正しく機能するかどうかは実際に使用して検証してみる必要はありますが、おもしろいもので私の場合は自分がよく使うエッセンス(ミムラス、セラト、ウォーターバイオレットなど)は火星、水星など一つも星が入っていない星座のエッセンスであることに気づきました。

これが何を意味しているのかまでは整理できていないのですけれども、いろいろな視点でフラワーエッセンスを眺めてみるのもおもしろいものだなと思います。

占星学に詳しい方にはあらたな発見があるかもしれません。
by m_alchemia | 2006-02-15 21:50 | 日々の想い

Cさんからいただいたメール。
「(虐待を受けていた)母のことですが、不思議なもので、私は子供の頃、母のことが好きだった、そして、そのころの私は自分が不幸だと思ってはいなかったことを思い出し、やっと、安らかな気持ちになりました」

自分が両親に愛されていたかどうかではなく、何より自分が両親を愛していた。そしてその時は自分は不幸ではなかった。

そういうことなのだ、と思う。自分が人を愛せている時、自分は幸せだと思う。人を憎んでいる時は自分を不幸だと思う。

愛することが容易い親を持っている人とそうでない人がいるということは知っている。けれど、やはり愛することを皆で思い出したいと思う。私たちは子供の頃、どんなに理不尽でも親が好きだったのではないだろうか。

好きだったからこそ、理不尽なことを言われたりされたりすると悲しくなったのではないだろうか。

愛はすべてを癒す、という。愛する力は地球でも他人でもなく何より自分を癒すのだと思う。
by m_alchemia | 2006-02-13 17:25 | 日々の想い