自分の時間を生きる

Kさんは20数年前、結婚してすぐにご主人のお仕事の都合で1年間(その後もう1年)アメリカで暮らしたという。場所を詳しく聞かなかったが、

「このぐらいの季節になるとサマータイムになって、そうすると向こうは夜も9時ごろまで明るいものですし、残業もそんなにありませんでしたから、ゴルフもね、よく行きましたよ。値段も安いし、仕事が終わってからでもハーフくらいなら余裕で回れるんです。また仕事が終わってからでも皆そのくらいのエネルギーは残してましたね。

仕事を終えて、バーベキューをして、みんなでなんだかんだと集まって話をして・・・夏場は特にいつもそんな感じでしたよ。何より新婚生活がそんな風に始まったんで、どうも日本に帰ってきてからもどこかにそんな雰囲気が自分に染み付いているようなところがあります。」

というようなことを話してくださった。

豊かな暮らし、といわれるとお金ではなくて、そんなことを思い出すということだった。

私も6月にイギリスに旅行に行った時にそれを思った。
6時にはパブを除いてみんな閉まってしまう。でも外は10時くらいまで明るくて、公園で子供がサッカーをしていたり。。。

こういう中で生活していると、ものの考え方も全く違ってくるだろうなぁと。

私は今日話を伺っていて、どうも私には「仕事は余力を残すようにやってはいけない」という考えが刷り込まれてしまっているように感じた。アルバイトを除けば正社員として勤めたことがあるのは塾の講師だけなので、当然仕事が終わって帰れば午前様に近い。ゆえに後は食事をしてお風呂に入って寝るだけという生活が社会人になってすぐに続いたことも原因の一つかもしれない。

「・・・仕事が終わってからも皆そのくらいのエネルギーは残してましたね」

そういえば他の人からは、「オーストラリアのワーキングホリデーから帰ってきた妹は、『私の姉は毎日夜遅くまで残業している』と友人達に言ったら、『あなたのお姉さんはいったいいつ自分の時間を生きているのか?』と皆に言われたらしい」という話も伺った。

彼女も片道2時間近くかけてフルタイムで働いている。

自分のために仕事の後も時間とエネルギーを残してもいい。
もうそろそろ、そんなふうに私自身が自分に言ってあげてもいいのではないかなぁ。。。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました♪ 
by m_alchemia | 2009-05-23 21:41 | 日々の想い