5倍の力

昨日まで読んでいた本というのは
勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」だった。

自分とは全く違う世界を生きる人というイメージがして書店で平積みの本をみても通り過ぎていたが、図書館に新刊が入ったので手にとってみる気になった。

ロジカルな人、というのは私の勝手な思い込みであったということが本を読んで分かったが
印象的だったのは
「私は本を書く5倍のエネルギーを本を売るために使った」とあったことだった。

今でこそビジネス書が置いてあるあたりには「勝間本」コーナーができるほどのベストセラーが続いているが、売れるための本の戦略を練るところから、本が出版されれば毎日書店を回って売れ行きを気にかけ、書評を積極的に人に頼み、ブログに紹介をしてもらい、書店でPOPを書き、サイン会を開き・・・・。

ああ、何ごとも自然に爆発的に売れていくということはないのだな、その裏には大きな努力があるものなのだなと当たり前のことなのだけれども感じた。

少し前に同時通訳の人の話を読んでいて、そこでも同時通訳のスキルを身につけるよりも、通訳者として自分を売り込むことの方が何倍も大変だったとあった。

通訳者として登録をしていても、未経験者に依頼がくることはほとんどなく
そのために会議があると話を聞けば主催者に積極的に電話をかけて、何でもいいし、ボランティアでよいからといって仕事をもらったと書いてあった。つまり自分を売り込むための営業である。

そうやってようやく手に入れた仕事で「成功」するために、今度は何十時間もかけて準備をする。ここで成功しないと次の仕事は二度と来ないからだ。

同時通訳ほどのスキルがあれば、仕事なんてすんなり決まるのだろうと思いきや
どんな世界でも、またどんなスキルがあっても
泥臭い、地道な作業を皆必ず通っているのだな、と思う。

ヒーリングを仕事にしたいという場合もやはり同じことがいえる。
ヒーリングで食べていくのはなかなか難しい、という声はよく耳にするし、その通りだと思うけれどもヒーリングのスキルを身につけたその5倍のエネルギーで向かえば必ず何らかの道が見えてくるのではないだろうか。(お金ではなく、あくまでもエネルギーである)

私自身、エネルギーをかけなかったというだけでそこそこに終わったものがたくさんあるような気がした。
そういうものを「私には向いていないから」という理由でいくつも脇に追いやってきたような気がする。


そのことを教えてもらえたということで、勝間和代さんに感謝。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました。
by m_alchemia | 2009-04-27 21:32 | 日々の想い