出会いが心をむすぶ

今日は逗子に「森のイスキア」の代表でいらっしゃる佐藤初女さんの講演会に出向きました。
ガイアシンフォニーで初めて「出会って」以来、いつかは直接お目にかかってみたかったので、念願かなってとても嬉しい気持ちです。

一緒に行った母が「集まった人たちのエネルギーがとてもいいものだったわね」と話しておりましたが、それは私も同じことを感じておりました。
参加者が皆で一つの空気を作っているということが、とてもよくわかる講演会でした。

実は私が今回の講演会に行きたいと思った理由がもう一つあって、
それは主催者でいらっしゃる山﨑さんという方の
言葉に触れたからでした。

突然にお子さんを亡くした、その悲しみがいつか喜びに変わるときがくる。
その亡くなった息子さんと多くのボランティアの方に支えられての今回のイベントとの
ことでした。

おそらく、初女さんを慕う皆さんのお気持ちと共に
主催者の方へのあたたかな思いが
ひとつの柔らかな空気となって会場を包み込んでいたことも
あったろうと思います。

2月とは思えない春の陽気そのままに、ほんわりとした体験をさせていただきました。
ありがとうございます。

以下、今回の主催者「森のこもれび」山﨑直さまのHPより掲載を
させていただきます。

・ ・ ・ ・ ・

その日は、あまりにも突然やってきました。

朝、元気に送り出した息子が、リレーの後で「疲れた」と校庭に横たわり、
次に私が会った時は、脳死状態でした。
そして、一日半後、息子は13歳という若さで、私達のもとを旅立っていきました。
この時の気持ちは7年経った今も、とても言葉にすることはできません。

 数日後、中学の先生が息子のからになったお弁当箱を届けて下さいました。
息子が最後に食べたものは、私の作ったおむすびでした。
「もっと美味しいものを食べさせたかった!最後の食べ物がおむすびなんて・・・・」という、
どうにもならない後悔が悲しみを苦しみに変えていきました。

 そして、悲しむことにも苦しむことにも疲れはてていた時、
柳田邦男さんの本の中で、「初女さんのおむすびを食べて、
自殺を思い留まった人がいる」ということを知りました。
これが私の中で、消えない言葉となりました。

 そして、佐藤初女さんという方が、何をしている方なのか何も知らず、
この言葉に引っ張られるようにして、講演会に行きました。 
その時、初女さんの「おむすびはソウルフード(soul food)です。」というお話に、
「子どもが最後に食べたものが、おむすびで良かったんだ。」と初めて思えました。

その喜びが止まらぬ涙となり、そのことを先生にお伝えしたところ、
すぐにイスキアに呼んで頂きました。

 先生はおむすびを作って私を迎え入れて下さいました。
ほとんど食欲のなかった私には、先生のおむすびはとてつもなく大きく感じましたが、
泣きながら夢中で食べてしまいました。

 そして何もおっしゃらず、ただ長い間、息子の写真を見ていた先生の頬に、
すーっと涙が落ちるのを見た時、私は今まで抱えていた、
私の悲しみ苦しみをすべて受け止めてもらえたと感じました。

その瞬間から、私の悲しみや苦しみはかたちを変えていったのです。
イスキアを後にするとき、「いつの日か、私は息子の死を、喜びをもって受け入れることができるだろう」と思えたのです。

 この経験から、私は、どんな深い悲しみや苦しみも、それを受け止められた時、
人は自らの中に立ち上がる力が生れるんだと信じています。
息子が、生命をかけて「今を生きる」ということを教えてくれました。

そして初女先生の生きる姿から「今をどう生きるか」を学んでいます。
一人でも多くの方に初女先生と出会ってほしい、その想いで一杯です。

 今回その想いを行動にしようとしましたが、会場は一年先まで予約が入っていました。
ところが突然キャンセルが出て、私に与えられた2月7日は、息子の誕生日でした。

ただの主婦に、どれほどのことが出来るか分かりませんが、
講演会に来て下さった方と、先生との間に、心のおむすびが結ばれることを想い、
そして、会場がこもれびの光を感じられる場となることを祈りつつ、準備しております。

皆様にお会いできることを、心より楽しみにしております。 

                                   森のこもれび 山崎 直
by m_alchemia | 2009-02-07 23:23 | 日々の想い