柿とコスモス

お客様からご自宅でなったという見事な柿をいただいた。
甘い、自然の恵みの味がする。ありがとうございました。

私は大人になってから柿が好きになった。
大分以前、父親に「おとうさん、なんの果物が好き?」と聞いたときに「そうだなぁ、おとうさんは柿かなぁ」という返事が返ってきたことがあって、いつからか柿をみるとそのやりとりを思い出すようになった。

私の両親は自分の好き嫌いをめったに口にしない人たちであるので余計にそれが印象深かったのだろうと思う。

私は柿を食べる時、少しだけ、父を思う。柿の味に父を重ねているようなところがある。

同じような意味合いで、コスモスは母の花だ。

「おかあさん、なんの花が好き?」

ピンク色のコスモスが一面に広がっている風景は子供の私と母との間であった会話風景を思い出させてくれる。花屋でコスモスが売られるようになると、ふとそれを買ってみたくなる。

両親にとっては全く記憶にないことに違いないが、
私はその柿やコスモスを好きになること、そしてそれらをそばに置くことは父や母をそばに感じていたい気持ちの表れなのだと思っている。
by m_alchemia | 2007-11-14 21:11 | 日々の想い