プロの仕事

桂のかかっている矯正歯科に電話をした。先日つけてもらった金具がはずれてしまったためである。

受付に出てくださった女性が「桂くんですか。上の歯の○番目についている金具ですね。大丈夫ですよ。そのままでいいですから来月また来てください」という。

どうして名前を言っただけでぱっと分かるのだろう?こういうのって本当にすごいな、と思う。

今度は青色申告会の説明会にて。
電子申告の説明を聴きに行き、そして途中退出をした際に、受付脇にいた方に申し込み用紙を一部いただけませんか?とおずおずと声をかけた。

すると「これどうぞ。ご主人の分と2部入っていますから、お時間のあるときに窓口にもってきてください」という。どうして名前も名乗っていないのに、それも夫と別々に開業届けを出していることをこの人は記憶しているのだろう!!私は年に一度、確定申告に出かけるだけの人間なのだ。

こういうことって仕事だからと言ってしまえばそれまでなのだけれど、実はなかなかできないプロの仕事だ、と私は思う。

それは最近別の場面でも遭遇した。
レッドロブスターに家族で食事に行った時のこと。

向かいのテーブルをワイシャツにネクタイをつけた男性が片付けている。そのスマートさといったら!一つのトレーに4人分のグラスやお皿を綺麗にのせて片付けていく。それはよく見かける光景なのだが、後ろからみていても全く動きに無駄がなく、かといってあわただしくもなく、そのまるで気配を消しているかのような存在感のなさが実にエレガントで見事だったのである。

まさか自分の後ろでその片付けの一部始終の見つめている人間がいるだろうことは全く知らなかったと思うが、私の方は「もう一度最初からみせてほしい~♪」と思うほど、その所作に感動してしまった。

どこの世界にもプロはいる。そしてプロの仕事は美しい。
by m_alchemia | 2007-06-27 17:13 | 日々の想い