あなたのせいじゃない

先日過去生のリーディングをしていただいた話を書いたが、その時に(たぶん戦争で)すべてを失った少女というストーリーがあった。

少女はお母さんから「時間までには帰ってきなさい」と言われていたのに、あちこちに寄り道をしていて言われたとおりに帰ることができず、遅くなって家に帰ったら家の真上に爆弾が落ちていた。

遅くなった結果、命拾いをしたのだけれども、一人で生きていくのは大変で、生き続けていくうちに少女は「自分は本当はお父さんやお母さんたちと一緒に死ぬはずだったのに、言うことをきかなかったからこんな苦しい目にあわなくてはならなくなった」と思うようになってしまったという。

リーディングをしてくださった方曰く、「でもね、そのお父さんとお母さんはあなたが生き延びてくれて本当に良かった、あなたが気ままに寄り道をするような子供で本当によかったっていっているよ。あなただけでも生きてくれて良かったって。つらい人生になったのはあなたのせいじゃない。爆弾のせいよ。」

体の中の何かが溶け出したような不思議な感覚が一瞬起こった。

実は私は「今日は何時ごろ帰って来るの?」と聞かれることにとても負担を感じるのだ。帰る時間を約束させられているような気持ちになるからである。おまけに外出した先で用事がすんでいるのに真っ直ぐ家に帰らずに寄り道をすることにとても罪悪感を感じる。

私が大学生になってまで親から「夕飯の時間までには帰りなさい」といわれていたのは、多分この罪悪感が枷になって、相手からそういう言葉を引き出していたのだと思う。

「しかし、現在の問題がいちいち過去生と結びつくあなたのような人もめずらしいね。普通あんまりいないんだけれど、よっぽど魂が真面目なんだろうね。こういうことをしたら、こうなっちゃうからだめ、ああいうことをしてもだめっていう感じで生まれ変わる度に枷が増えていくようなタイプね」

全くそのとおりだと思った。。
真面目もほどほどにしないと、生きるのが苦しくなるなぁと今回は本気で思った。

その出来事から約2週間経つのだけれど、仕事が終わっても真っ直ぐ家に帰らない自分に罪悪感を感じないことをつい先日気づく。仕事帰りといっても私の場合は日によっては昼間に終わってしまうこともあるのだから、別段誰に気兼ねすることもないのだということを理解はしていても、これまではどうにも落ち着かなかったのだ。

魂の氷がまた一つ消えて、水が緩んだように感じている。
by m_alchemia | 2007-02-10 20:54 | 日々の想い