心を鎮めて斧を研ぐ

時間があっというまに過ぎていく。

先日、「木を一本切るのに8時間ももらえるのなら、私は最初の6時間を斧を研ぐのに費やす」・・・(リンカーン)という言葉に出会った。

それはすごい、と正直思った。

私だったら・・・私だったら、たとえ木が2時間で切れるとしても、どんな事態が起こるかわからないので早めに切り倒してしまおうとするだろうと思うからだ。結果、よく切れない斧で悪戦苦闘するというのがおそらく私のパターンなのだが、「もし2時間で切れなかったらどうしよう」という不安を抱えながら6時間も斧を研ぐことに集中するということは小心者の私にはとうていできないことで、リンカーンはよほど胆の据わった人だったのだな、と思う。

肝が据わっていないと結局きちんとした観察も判断も行動もなにもできない。

このところ「エースをねらえ!」をずっと読んでいるのだけれど、「穴のあいたバケツでいくらがむしゃらに水を汲んだってだめよ。穴を埋める努力をしている人間にはどうやったって勝てるわけがない」というような台詞があって、う~むと考え込んでしまった。

この台詞で立ち止まるということは、私自身が穴の開いたバケツでがむしゃらに忙しく走り回っているということなんだろう、きっと。。

そのおおもとの原因は先に書いたような不安であり、その不安に押しつぶされそうになるから、なんだかがむしゃらになってしまうのだと自分では思っている。もう十分に不惑の年なのだが・・。不安に負けまいと走り回るのも疲れるので、肝が据わった人間になりたいです。
by m_alchemia | 2007-01-24 20:46 | 日々の想い