紙と鉛筆とクラシック

事務職も本当のプロになると、書類をつかんだだけでそれが正しい書類かそうでないかがわかるらしい。どんな世界でも一流ならではの勘というものがあるのだな、と思う。

事務といっても最近はほとんどPCを使ってのものとなった。
私はノートとペン(もっと正確には紙と鉛筆)のぬくもりが大好きなので、可能な限り手作業で事務仕事を行っている。定規で線を引くにしても、気持ちがあせっていたり他に気をとられていると、真っ直ぐに引けない。だから机に向かってそれらの作業をしているとそれだけで気持ちが整っていく。これもまた私の大好きな時間のひとつだ。

ところで私がタロットでお部屋をレンタルしているル・クラシックの方も私と同じように完全に紙と鉛筆で予約の管理をしている。いまどき珍しいでしょう?と御本人は笑っているが、名前の通りクラシカルな雰囲気が濃厚で、ゆったりした時間が流れる。この間はシャンソンがかかっていて、それが本当にその場所にピッタリだった。(残念ながらレンタルしているのは別館の方なのだけれど・・)

先日、時間延長をお願いしようと思って出かけると「まあ!30分延長してくださるんですか。ありがとうございます」といわれてちょっとビックリした。部屋を借りるのはこちら側であって、お礼を言うのはこちらの方だと思ったからだ。そういうぬくもりを感じさせる人が最近はあまりいない。

この人はアナログな心をもっている人だなぁと思った。私がル・クラシックを好きな理由である。
by m_alchemia | 2006-11-07 21:44 | 日々の想い