蟻さんの気持ち

d0011725_21103188.jpg子どもの日ということで、義母がお赤飯を炊いてくれた。桂は母と祖母(彼からすれば祖母と曾祖母)の二人からおこづかいまでもらってご機嫌だ。

最近の桂はよく食べる。男の子ってこんなによく食べるんだってびっくりしていると、友人が「うちなんか、中学校にお弁当2つも持っていくわよ。朝練が終わって一個食べるんだって。」それはすごい。

数日前の昼食にも桂はものすごい勢いでそうめんを食べていた。「僕すっごくお腹すいてるんだよね~!」そうかそうか・・。

突然桂は「あっ!」と叫んで階段を駆け下り、玄関へ向かう。新しく買い換えたローラーブレードがトイザラスから届いていて彼(コオ)がそのダンボールをあける音がしたからだ。

しばらくたった後、「いってきま~す!」という元気な声が下から上がってきた。「ごはんどうするの?」「もうお腹いっぱいになったぁ~!」あっというまに玄関の扉がしまって静かになった。

ダイニングテーブルにはそうめんと箸が放り出されている・・・

母親としては当然言いたいことがいろいろあってもいいはずだったが、何故か何も出てこなかった。それほどまでに桂は生命力にあふれていて、ひきとめる気が起こらなかったからだ。ついさっきまで頭の中をそうめんが占めていたかと思うとある瞬間にはもうそれはローラーブレードに取って代わる。みずみずしいほどの生命の輝きの中を100%で生きている彼の姿にしばし感動すら覚えた。

今日はこどもの日。芝桜の写真は桂が撮った。タイトルは「蟻さんの気持ち」だそうである。
by m_alchemia | 2005-05-05 21:39 | 日々の想い