基本を極める

今年4月にフラメンコを再開して半年がたつ。発表会にでは出ないと決めてレッスンに通うようにしたのは正解で、無理に心身に負担がかからずに通わせてもらっている。本当は発表会に出た方が絶対に上手になるのは分かっているのだけれど、マンドリンの定演がその一週間後にあることと、私がフラメンコのレッスンに今の段階で求めていることは人前で踊ることではなく、ただ踊ること。そしてひとつのことを注意深く身につけていくことなのだ。だからそれでいいと決めた。

そのフラメンコのお教室の発表会が今週末にあるので、今はその話で盛り上がっている。以前だったらそういうときに自分だけその空気から取り残されているようで、あせりやさびしさも感じただろうが今回はそれも全くない。

それは何をやるかを決め、そこに何を期待するかを明確に決めるようになってからだと思う。たとえばフラメンコをやろうと決める。あるいは旅行に行こうと決める。そのときにフラメンコや旅行に何を期待するのかを明確に決めていれば何をもって自分が満足できるかもおのずと分かってくるように思うのだ。

ところでレッスンで毎回思うことは先生から注意されることは習い始めた5年前と全然変わらないということ。背筋伸ばして!あご引いて!肩を下げて!ひじは前!!

芸事というのはひたすらに基本を守ることなのだと実感している。その世界に心から入り込んで、基本をいつどんな状態にあっても守ることができること。それを目指してきっと練習しているんだろうな、と鏡に映った自分の姿をみて思えるようになったのはつい最近のことだ。

タロットをはじめとする霊的な探求というのは勉強というより、芸事に近い。頭でわかっても体で身につくにはとても時間がかかる。常に基本、基本、基本なのだ。そのかわり基本を忠実に行おうとして続けたときには時間さえかければ必ず上達すると思っている。

芸事にあせりは禁物である。
by m_alchemia | 2006-10-11 20:24 | 日々の想い