コンニャクから学んだこと

「ものをおいしく食べる」ということを書きましたが、私がもう一つ恵まれていることは階下に住んでいる彼(コオ)の母が季節のものを作っては2階の食卓に分けてくれることです。我が家は2階に私たち家族、そして1階に母と祖母が住んでいる今どき珍しい2世帯4世代家族なのです。

私が義母から学んでいることは生活の中にきちんと食が織り込まれていることです。今の季節であれば、たけのこご飯やふきの煮物を作ります。秋になれば栗ご飯やマツタケご飯を作ります。季節の食べ物だけではなく、家族の誕生日には赤飯を炊き、お盆には亡くなった人の好物を作って備えます。

TVでやっていたからといっては料理を作って味見をさせてくれます。それもチーズの燻製やゴマ豆腐など、ふつうならあまり作りそうもないものにも楽しそうにチャレンジし、作り方がよくわからなくなると自らインターネットで調べて作り方を確認したりもします。

現在、食というものが非常に希薄になってきています。これほど食べ物が豊かになってきているのに、手軽になればなるほど「食」が薄れていく。義母を見ていると毎度そのことに気づかされるのです。このままではいけない、と。

私は結婚して初めて手作りコンニャクをいただきました。それはスーパーで買ってきたものとは全く違う食べ物でした。味もおいしかったけれど、そこに込められているエネルギーを感じ、それまでの「食」に対する考え方を覆されたというショッキングな思い出があります。

自然のエネルギーを「食」という形でいただく。そのことを私はコンニャクから学びましたが、今それを自分の子供に伝えきれているという自信がありません。フラワーエッセンスという自然の恵みを扱う者としてこのことは自分自身の課題として無視できないものです。私より、フラワーエッセンスのことなど何も知らない義母の方がずっと自然の恵みを大切に扱い、深いつながりをもって暮らしているのではないか。ホント、まだまだなのです。でも同じ家に住んでいることでその事実を忘れずにいられることには心から感謝しています。

もちろん愛情のこもったおいしい料理にもとても感謝しています。
by m_alchemia | 2005-05-02 23:35 | 日々の想い