井の中の蛙

「井の中の蛙 天空を知る」という言葉に出会った。

ちょうど少し前にタロット大学でスタッフの打ち合わせをしていたときに、「興味の向くままにいろいろと手を広げていけばいつかすべてが一つにつながっていくだろうと考えがちですが、はっきりいってそういうことはありません。一つを深く深く掘り下げていくことでしか世界は広がってはいかないものです。」と言われたばかりだった。

あれも勉強したい、これも勉強したい、あのセミナーにも出てみたい、でも仕事があってそれができないのが悔しいね、なんていう話がスタッフの間で出ていたときのことである。

仕事と行ってみたいセミナーが重なっているのなら、仕事をしなさい。自分の仕事もろくにしないままにいくら学ぼうと思っても、特にそれが霊的な探求に関わることであれば尚のこと、それは結局身につきませんと、私たちははっきりといわれたのだった。

冒頭の言葉をみたときにそのことを思い出したのだ。

一つのことを深く知る。それは広大な宇宙を知ることにつながる。目の前にあるものに真正面からとりくんでみること。不安があったら思い切り飛び込んでみること。周りをきょろきょろと見回してばかりいないで、井の中の蛙になりきってとことん深く進んでみなさいとこれまでの自分を諌められているような気がした。
by m_alchemia | 2006-08-06 23:38 | 日々の想い