思い込みをはずす

キャロライン・メイスの語る8つの病気になるパターンの1つに「否定的な思い込みがその人の創造する現実に強い支配力を及ぼしている」というものがある。

自分が思い込んでいるものを変えるのはなかなか難しい。何故なら、そう思い込んでいるからである。けれども、その思い込みに気づいてはっとしたり、感動したりすることが自分の肉体的、心的、霊的健康を創造することに欠かせないとなれば、やはり「自分の思い込みから如何にして抜け出すか」ということにを努力をしてでも自らが行っていくべきものであろう、と思う。

つまり、「世の中ってこういうものだ」とか「私ってこういう性格なのよ」という思い込みをはずしていくということだ。

最近この思い込みを覆されるような話をいくつか聞いた。

一つは全国から依頼されるクリーニング店がある、という話。京都にあるハッピーというクリーニング店で、毎日40~100近い依頼、絶対に処分はしたくないという服や、バックなどが全国各地から送られてくるという。値段も高いけれど、その徹底振りに感動した。

クニーリング店といえば地元密着型で、おまけに最近はユニクロをはじめとする安い商品が出回る中で業界の売り上げは下がり気味という「思い込み」があったのでとても新鮮だった。

もう一つはシンクロの小谷実可子さんが、人からの批判に極端に弱い人であったということ。良かれと思って伝えたアドバイスであっというまに精神不安定になってしまうほどで、オリンピック直前には水泳連盟から「コーチ以外は小谷と口を聞くな」と通達が出ていたという話だ。

ああ、あれほどの才能に恵まれ伸びやかに美しく演技をする人であってもそんなにも心の内では自信のなさに葛藤をかかえていたのだと思った。自信がないから成果がでないというのは自分の思い込みだったのだと気づけたことに感謝している。

さらにもう一つは「イヌイットの家族は一人一人が好きなときに寝て、好きなときに食べて、好きなときに一人で仕事にいったりするんだよ」ということを聞いたことである。かなり大雑把な話なので、どこまで正確かはわからないが、この話が私に見せてくれたことは「ああ、家族というのはいつでも何でも一緒に行動するべきものだというのは自分の思い込みなんだなぁ」ということだった。

ともかく、私自身がなんとこの「思い込み」によって日常世界に縛られていることだろう。そして実際、これらの話を聞いて「へぇ~!」と感動した瞬間に体が緩むのが感じられるのだ。それこそが、私が思い込みに無意識に縛られたいた証拠だろうと思っている。

自分で自分の思い込みをはずすのは難しいが不可能ではない。その一つの方法として人のいろいろな話を前向きに聞いたり、世の中をポジティブな目で見渡すというのもいいものだ。
by m_alchemia | 2006-06-27 10:02 | 日々の想い