明日の記憶

今日はOFFにしていたので、午前中映画を観に行った。「ダビンチ・コード」とも思ったが、前から気になっていた「明日の記憶」を観ることに。

日本を代表する俳優である渡辺謙さんが原作にほれ込んで主演&エグゼクティブプロデューサーをつとめている。有能なサラリーマンとして人生の成功を治めている主人公が若年性アルツハイマーと診断されて、その後の人生をみつめていくというストーリーだ。

少し前にTVで渡辺謙さんがインタビューで、この病気で苦しんでいる人やサポートをしている家族、医師から「なんでこんな映画を作ったんだ」とだけは言われない、そういう映画にするための最大の配慮をしたつもりですと心を込めて語っていたこと。

そして、「最近は難病を扱った作品が多く出回っているけれど涙だけの映画にはしたくなかった。病気というのはたとえそう診断されても日常は続いていく。その生活をしっかり描けていなければだめだということと、どんな状態でも希望が感じられる作品にしたかった」と語っていた姿が本当に素敵で、スクリーンでもう一度観てみたいと思わせたのが、今回映画館に向かった理由である。

インタビューで語られていた通り、作品には厳しい現実を取り巻くたくさんの愛があふれるように描かれていた。映画館でも泣いてしまったけれど、家に帰ってからもまたじんわりと涙が出てくるあたたかい作品だった。

やはり、人の心はどこまでも美しく、どこまでもあたたかい。そう信じさせてくれるような映画だった。
by m_alchemia | 2006-06-21 22:07 | 日々の想い