ラベンダーの咲く庭で

明日から3月だというのに寒い一日でした。
今日は彼(コオ)と二人で昨年観そびれていた映画「ラベンダーの咲く庭で」を観てきました。
マギー・スミスとジュディ・デンチ二人の演技が、そしてバイオリンの音色が素晴らしく、上質な映画に出会えて嬉しく思っています。

情景を眺めていて、ああ昔こういう気分になったことがあるなぁと。思い返してみるとおそらくカズオ・イシグロの「日の名残り」を読み終わった時の感覚にどこかしら似ているのだと思いました。

イギリスの1930~40年代の田舎の情景。空気そして匂い。

映画の最後でバイオリンの演奏が終わった時、思わず映画だということを忘れて拍手をしそうになりました。後ろの席の人は拍手をしていました。皆同じ事を感じたんだなぁとそんなこともちょっと嬉しく思った映画でした。
by m_alchemia | 2006-02-28 22:55 | 日々の想い