「無意味」の意味

d0011725_23414580.jpg先日お会いしたMさん。「久しぶりに整体に行ったら、そこの先生にあなたは無意味なことをしている中でいろいろと考えが思い浮かぶ人だから、あまりタイトな生活をしない方がいいって言われました。なので、昨日はただただ歩く、っているのをやっていたんです。そうしたら少し頭がすっきりして元気になりました。」

私に言われたのかと思うほど、ドキッとしました。どうしたらやりたいこと、やらねばならないことをすべてこなせるかと考えるうちにどうしても意味のなさそうなことを削りたくなってタイトな毎日になってしまう。ゆえにやりたいことにはすべて意味をつけざるをえなくなってしまう。これは仕事にも役に立つから、これは家族も喜ぶかもしれないから、これは自分へのご褒美として・・・。

でも本当に私に必要なのは「理由のある息抜き」ではなく「単に無意味な時間」なのかもしれないと。私は理由によって自分を制限し、窮屈な場所に追いやっているのかもしれないと、そんなことを思ったのです。

「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という言葉を思い出しました。禅の言葉ですが、仕事は将来のことを考えて行うもの。しかし、遊びは将来のことを考えてというより今を楽しむもの。過去や未来にとらわれず無心に今を楽しむ、そういう言葉だと理解しています。理由を作って今を忘れてしまうよりも、無意味の中で今を感じることの方が大切なときもあるのだと思います。
by m_alchemia | 2005-04-19 23:11 | 日々の想い