子どもは母親の影響を強く受けて育つ

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昨年最後に読んだ本。彼(コオ)は「相変わらずシブい本を読んでるね」というのですが、読み応えのある良い本でした。本の写真に男前だなぁと見入ってしまったのは白州次郎氏をのぞいてはおそらく初めてのように思います。めざしの土光さんとして有名になった土光敏夫氏は石川島播磨重工、東芝の社長を経て、経団連の会長、そして引退後、国鉄民営化などを行った第2次臨調の会長を引き受けたのは85歳。「子どもは母親の影響を強く受けて育つ」と語っていますが、土光氏の母の登美さんは昭和17年に70歳で周囲の反対をよそに女学校を創設しています。母親が子どもをしっかり育てれば戦争をするような人間には育たない。故に女子教育が絶対に必要だという信念のもとにその時代、その年齢にもかかわらず、学校を創設したという姿に人の強さを感じました。ちなみに母親が亡くなった後、土光氏は経営者の傍ら、本人が亡くなるまで校長として学校に携わり、収入の大半を学校運営に回しています。昭和という時代が実によく捉えられている本でした。こういう本は歴史好きにはたまらないです。
by m_alchemia | 2014-01-11 20:39 | 日々の想い