エジプトの神々

上野の東京都美術館で開催されている「古代エジプト展」にようやく行ってきました。福岡や名古屋で見た人は比較的ゆっくり見られたと言っていましたが、さすがに東京はすごい人でした。

圧巻だったのは「ジェドホルの石棺」で棺の蓋の裏には、頭上に太陽を掲げた天空の女神であるヌトの巨大な姿が描かれており、(ミイラのジェドホルさんとは向き合う形になるのですね・・)そして表面には美しい絵文字がびっしりと書かれていました。

解説ではこの石棺には夜間に太陽が地下を旅する話が書かれているとありました。こうして亡くなった後も天地の神に見守られて死後の生活を続けるのだそうです。

絵文字はみごとに美しく整っていて、いつまで見ていても見飽きないほどです。これを彫るのに一体どれくらいの時間がかかるのでしょう。比べても仕方ありませんが、自分の仕事が本当に片手間に行われているものに感じられます。

古代エジプトの人が神々との深いつながりを当然のように感じていたことが非常によく伝わってくる石棺でした。またこの石棺以外の展示品を見ていても全体的にとても安定感を感じ、落ち着いた気分になりました。これは中世のものを見ているときには決して感じたことのない感覚で、それがなんだかとても不思議でした。

昨年タロット上級コースでパリを訪れた時にルーブル美術館に立ち寄りました。時間はなんとたったの30分!行った先はタロットにかかわりのあるエジプト館の一部とモナリザのみで、それでも行ってよかったと強く思った、そのときのことがなんだかとても懐かしく思い出されました。
by m_alchemia | 2005-09-30 23:39 | 日々の想い