爪とぎ

ギターを弾くために爪をみがく。
爪を綺麗にみがけるとギターはとてもいい音がする。綺麗にみがくには私の場合は20分ほどかかるので、いつもはそれほどにはみがけない。けれども今日は心を整えるつもりで久しぶりにみがいてみた。

弦に触れる爪の角度に気を配り、キュッという音がするくらいにみがけると滑らかに指が弦の上を渡っていくようになり、無理な力がかからない。

書道で墨をすることと似ているのかもしれない。

本当は日常のいろいろなところで、この爪をみがいたり、墨をすったりすることと同じ部分をもっていかなければならないのだろうとは思うのだ。

プロの演奏家は知らないが、少なくとも私の場合は爪の仕上がり具合で当日の演奏の大部分がきまる。日常の生活でも(あるいはセッションの前でも)「これで今日の大部分がきまる」というものが必ずあるはずと思う。それが人によって瞑想だったり、祈りだったり、何かがあるのだろう。私は今、明確なそういうものをもってはいないけれどそれを大切にする気持ちだけは持っていたいと思う。

とりあえす、ギターを弾く前に爪くらいは丁寧にみがきたい。そのくらいの心の余裕はもってのぞみたいと思うのだけれど・・。定演前だし。(苦笑)
by m_alchemia | 2005-09-09 22:49 | 日々の想い