進路

昨日は高校の保護者面談がありました。
中学校までは何かと学校に行く用事も多かったのですが、(PTAの役員をしていたこともありましたので)、高校になってからはそれもほとんどなくなって、教室にたどり着くのもまごつきそうです。

この時期になるともう卒業後の進路の話が中心ですが、他のお母さまとよく話題になるのが理系・文系の選択の話。高校に合格してホッとしたのもつかの間、将来の進路について高校入学と共に大量の資料が配られることもあるとか。

当人たちはまだ将来何になりたいのかも分かっていない。それで希望調査にいろんなことを書く。それで三者面談の時に親の方がビックリしてしまうということがあるのだというお話もききます。

私は高校後の進路については、医者や弁護士など特定のものを除けば、本人が学びたいものを学べるところに行けばいいのではないかと思っていると呑気なことを言ったら、知人から学校ではそんなことを言わないと言われてしまいました。

あくまでも進路とは(少なくともその進学校では)将来なりたいものを先に見つけて、それにそったものを探すようにという指導がされている、と。だからなまじ、本人が「作曲家になりたい」などと希望調査書に書くと、担任の先生から「音大も考えられたらどうでしょうか?」と言われることになるという。本人は音符もろくに読めないし、親の方に資金だってないのに・・・・という当惑を隠せない状態になったりしています。

実際には音大を出ていなくてもゲームやアニメーションの音楽を創っている人もいるし(たぶん当高校生はそういうつもりだったのだろうと思うのだけれど、だからCGにも興味があったりして進路指導の先生から「方向性が定まっていませんね、大体、理系も文系も混ざっていてこれでは全然だめですね。もう少ししっかりと考えてください」と言われることになっているのだと思う)、演奏活動を行っている人もいます。

もっとも桂は、あくまでも大学はなりたいもののために行くところと考えているようで、政経学部に行く人って将来何になるの?と聞いてきます。

その桂は、と言えば何年も前から家具職人になりたい旨を公言し続けているのですが、皆一様に(担任の先生も含め)、だったら大学に行かないで専門学校や職業訓練校に行けばいいじゃないかと言われてきました。けれども本人はどうしても大学には行きたいと言い続けてもいました。それで結局、全国の大学から桂が学ぶにふさわしい大学があるのかどうかを中学生の時に探すことになって、現在、本人はその目指す大学・学部に行くことを考えるに至っているわけです。

(・・・ということを昨日、担任の先生にお話をしましたら、そんなことを学べる所もあるんですねぇ。。と感心していらっしゃいましたが、見つけた時は私自身もそう思いました。^^;)

私は職人になりたい人が大学で勉強をしてもいいと思っていますし、将来パン屋さんになりたい人が夏目漱石の研究をするために文学部にいってもいいし、花屋さんを目指している人が経営学を学んでもいいのではないかと思っている人間です。

でも、そういう考えは世の中から外れているのかな。不景気だということが、その傾向に拍車をかけているのでしょうか。

大学というのは学びたいものを学ぶためにあるところだと、やっぱり私は思っています。
だいたい、彼らが社会に出て行く5年後、10年後には今は存在していない職業が世の中に現れているかも知れない。その時に、過去に学んだことが意外な形で役に立つこともあるかもしれません。
10年前にはありえなかった今が、実際ここにあります。

少なくとも、フラワーエッセンスプラクティショナーという仕事は私が高校生の時にはなかった。そのことがそんな風な考え方にさせているのかもしれませんけれども。

高校生も大変だなぁ。。
by m_alchemia | 2011-09-14 11:41 | 日々の想い