行動としての祈り

昨日はBIOSの岩井富美子さん主催の癒しフェスタが大盛況の内に終了となりました。私も1ブースをいただいてタロットリーディングをさせていただき、懐かしいお顔を拝見したり、普段お目にかかることのない方とタロットを挟んでお話ができたりと大変充実した時間を過ごさせていただきました。岩井さんを始めスタッフの皆さまにも本当にお世話になりました。ありがとうございます。

さて、昨夜はイギリスのロイヤルウェディング。その荘厳な様子と、国民の熱狂ぶりにイギリスという国の歴史と伝統を感じさせてもらいました。共和制の国には決してみることできない空気というのは確かにあり、開かれた王室としてこれからも存続していってほしいとTVを見ながら感じておりました。

一方日本では天皇皇后両陛下をはじめ、皇室の方々が被災地を巡っていらっしゃいます。阪神大震災の時、三宅島噴火の時、いつでも被災地を訪れて励まし続けていかれる。そのようににして実際に両陛下に会われた人のコメントをみると年代に関わらず、いただいたお言葉を支えに復興を遂げてきたことがわかります。

私は両陛下をとても慕っている日本人の一人ではありますけれども、両陛下の言葉と御姿が何故それほどに被災した人々の心を支え続けることができるのかとも常に考えてきました。それは歴代の総理大臣はじめ、いろいろな方が被災地を訪れて「頑張ってください」と言うのとは全然違う。

両陛下の視察およびお見舞いは常に自らが考えられての真剣勝負だと書かれている同行者の記事がありました。これが形式として行われているわけではないこと、常に被災地のために祈り続けていることが直に触れた人には伝わるからだと思いました。

皇居では3月15日からずっと、現在にいたるまで自主計画停電を天皇陛下のご要望により続けられています。皇居はもちろん東京23区は計画停電実施の区域外でしたが、実施初日から第1グループの時間帯に合わせて行われてきています。その時間であれば食事もロウソクの下でとり、暖房も入れず、来賓を迎えるにあたってもすべて電気をつけずに行っているとのこと。この生活は今月に入って計画停電は実質的に不実施とされてからも続けれられています。

ゆえに食事作りも不自由するだろうから簡単なものでかまわないと担当者に指示を出されたという記事も以前に読みました。「常に国民と共にある」という揺るぎない信念の下での決断と行動の素早さ、周囲に対するご配慮に、また私自身の勝手を省みて全く当然ながら、足元にも及ばないなぁと感じたものです。

私たちが日々の生活の中で震災を忘れることがあっても、両陛下は決して忘れることはないし、真摯な思いで死者を悼み、被災地のために復興を祈っているというのが、現地で今の状況に直面している全ての人々に届くのだろうと思います。言葉なんていらないからお金が欲しいと言っていた人まで涙となるとききますから、その両陛下の思いの前には人として頭が下がります。

その皇居の自主計画停電が今日(4月30日)で一旦打ち切られると知りました。ここ数年かなり体調を崩されているご様子の天皇陛下ですが、被災地をめぐる日程は来月以降も続くとのこと。お体をお大事になさってほしいと思います。

皇室(王室)の役割について、昨日のロイヤルウェディングの中継の中で、若者の王室離れが続いており、王室がなくてもいいという考えが広まってきているがこれを機会に王室存続の支持率が上がってくれればいいというコメントがされていました。

私もこれまでしばしば「皇室なんて税金の無駄、何千年続いていようが別になくなってもいい」という意見を何度か聞かされてきましたが、私はそうは思わない。

皇室の最も大切な役割は日本と日本人と世界のために日々祈り続けること。儀式を行い続けることで、その目に見えない皇室の行いによってこの日本という国はこれまでいろいろな出来事があっても続いてきたのだと思っているからです。

両陛下が皇居の自主停電を今日まで続けてきたことはたまたま報道されましたが、別にそのご自身の行為を国民に知ってもらいたいとは全く考えておられない。すべては国民とひとつであるためにただ「行動」という形で祈り続けていらっしゃる。

たとえ総理大臣が情けなくても(・・・・なんとかならないのだろうか)、そういう皇室を私たちは戴いているということに、一人の日本人として誇りを感じながら、
昨日の美しい王室の結婚式を見ていました。(^^)
by m_alchemia | 2011-04-30 07:36 | 日々の想い