意識して心を鎮める時間をつくる

昨日のブログに「小学生にこれが書けて、大人にできないということがあるんだろうか・・」と書きました。
書きながら思っていたことは、夢には2種類あるということです。

すなわち、「こうなりたい自分」と「こうありたい自分」。

将来こんなふうになりたい、という夢は小学生には書きやすいけれども、大人には難しい面もあると思います。けれども、こうありたい自分というものはいつもしっかりと持ち続けたいものだと考えていました。

そして今日読んでいた本の著者は、その「こうなりたい自分」と「こうありたい自分」という夢のうまくバランスをとって持っている人だなと思いました。

本のタイトルは「心を整える。-勝利を手繰り寄せるための56の習慣」 著者:長谷部 誠。27歳。サッカー日本代表キャプテンですね。(^^)

「人はよく、ハセは運がいいねと言います。そう言われれば僕はそうだね、と答えます。でも本音は違います。」

「僕にとっての『心』は車で言うところのエンジンであり、ピアノで言うところの弦であり、テニスで言うところのガットなのです。・・・メンタルを強くするというよりも、調整する、調律すると言った方が適している感覚。車のエンジンに油をさし、ピアノの弦を調律する、そしてテニスのガットを調整する。そんな感覚を心に対して持っているのです。」

「常に安定した心を備えることによって、どんな試合でも一定以上のパフォーマンスができるし、自分を見失わなくてすみます」

心は鍛えるものではなく、整えるもの。自分に勝てないものが、ピッチで勝てるわけがない。というメッセージが彼の日常を通して伝わってきます。

彼は寝る前に「心を鎮める30分」を毎日必ずとり、音楽やお香やアロマオイルなどを使って丁寧に心を調整することをしているとありました。心が荒んでいくと、自分の問題点や解決策を考えずにやみくもに練習したり、集中力を欠いて怪我を誘発してしまったりするから、と。

振り返って、自分は仕事をするためにどれだけベストコンディションで臨む意識を持てているかなとも考えます。

私はサッカーの試合はあまり熱心に見る方ではありませんが、プレー中に見せる彼の柔らかな目と落ち着いて真剣な表情をみていると、ああこの人は常に全体をみることのできる人で、精神面でぶれない基礎を持っている人だなぁと思います。

強烈な個性で組織を引っ張るリーダーではない。けれども、それが彼がキャプテンに抜擢される理由らしいということを知り、求められるリーダーの姿にもいろいろな側面がある、という意味でも学ぶところがありました。

27歳の真面目さと清々しさと情熱を感じさせてくれる一冊です。(^^)
by m_alchemia | 2011-04-20 18:02 | 日々の想い