祈り

震災の死者と行方不明者の数が2万7000人を超えたとのニュースをみました。

2週間経ち、急ピッチの復旧が進むにつれ、身内を亡くされた方の悲しみが強く伝わってくるようになりました。
どんなに復旧が進んでも失ったものは決して帰ってくるわけではない。その深い悲しみがこれからも日を追うにつれて増してくるのだろうと思います。

それと同時に亡くなっていまだ弔われることなく土砂や冷たい水の中でさまよっている魂の数のなんと多いことでしょう。

悲しみと共に生き続ける人々を少しでも支えられるように、そして亡くなった多くの方々がきちんと光のもとに帰ることができるように、私はただ祈り続けるしかできない。

ということを、うまく文章にできなくてネットの中をいろいろとみていたら
ビートたけしさんの言葉に出会いました。

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今回の震災の死者は1万人、もしかしたら2万人を超えてしまうかもしれない。テレビや新聞でも、見出しになるのは死者と行方不明者の数ばっかりだ。だけど、この震災を「2万人が死んだ一つの事件」と考えると、被害者のことをまったく理解できないんだよ。
じゃあ、8万人以上が死んだ中国の四川大地震と比べたらマシだったのか、そんな風に数字でしか考えられなくなっちまう。それは死者への冒涜だよ。
人の命は、2万分の1でも8万分の1でもない。そうじゃなくて、そこには「1人が死んだ事件が2万件あった」ってことなんだよ。
本来「悲しみ」っていうのはすごく個人的なものだからね。被災地のインタビューを見たって、みんな最初に口をついて出てくるのは「妻が」「子供が」だろ。
一個人にとっては、他人が何万人も死ぬことよりも、自分の子供や身内が一人死ぬことの方がずっと辛いし、深い傷になる。残酷な言い方をすれば、自分の大事な人が生きていれば、10万人死んでも100万人死んでもいいと思ってしまうのが人間なんだよ。
そう考えれば、震災被害の本当の「重み」がわかると思う。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人たちがいて、その悲しみに今も耐えてるんだから。

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そう。本当にそうなのだ、と思いました。
読んでいるうちに、涙がこぼれてきました。
自分が言葉にできなかったことを言葉にしてもらえたことに感謝です。

そしてその悲しみの「重み」を最大限に想像して、祈り続けようと思います。
by m_alchemia | 2011-03-27 23:47 | 日々の想い