ラオス訪問記その4:村の視察です。(カニョンケク村)

d0011725_21141462.jpg2日目に出向いたのはカニョンケク村(村の名前の発音が違っているかもしれません^^;)です。この村はメンタームで有名な(株)近江兄弟社さんが支援をしています。

右から取締役の辻さん、社員の太田さん、鴨さん。その前に村長さんです。女性社員のお二人は社内公募の中から選ばれたお二人だそうです。
(写真が暗くてごめんなさい!)


今回は会社創業90周年の記念事業での小学校建設ということで、その目録を手渡していらっしゃるところです。


(株)近江兄弟社の創業者のヴォーリズ氏はサナトリウム(結核の療養所)をはじめ、幼稚園、学校、さまざまな社会事業を起こした方ということでした。そして現在もそのヴォーリズ氏の精神を受け継ぐ形で「社会奉仕のために事業収益を使う」という姿勢を貫いている会社です。

と、文章にしてしまうととても簡単になってしまうのですが、私は先代、先々代といった人の意志を連綿と受け継いでいくということや、企業という形でこういう活動を継続していくということは、やはりそれほど簡単に出来るものではないと感じましたし、それを実践しているところがあるということに敬意を表して、以下、カニョンケク村のご報告もさせていただきたいと思います。(株)近江兄弟社の辻さん、鴨さん、太田さん、ご同行させていただきありがとうございました。(^^)


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村の人たちが大勢集まって出迎えてくれました。
村長さんのお話ではこの村には井戸がなく、川まで水を汲みに行かなければならないということでした。(私たちはこの村に入るために途中で車を降り、急な坂を下って、川を渡り、さらに急な坂を上ってようやくたどり着きました。)

その水を朝夕川まで汲みに行くのはおもに子供たちの仕事です。必要とはいえ、小さな子供でも肩に天秤棒を担いで坂を登る様子を考えると、大変であると同時に基本的にラオスの人たちは大人も子供も皆とても働き者だなぁということを感じました。

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辻さんが、この村に小学校を建設することを決めましたと村人の皆さんに伝えた後、地図を出して日本がどこにあるか、ラオスがどこにあるかを説明しています。
子供たちは地図を見るのもおそらく初めてだったのではないかと思います。皆、真剣な眼差しでした。


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現在使っている校舎です。
屋根はありますが、壁は隙間があり、雨季にここで勉強するのは難しそうと思いました。

新しい校舎は今年の9月の新年度に合わせて完成の予定だそうです。
素敵な校舎ができるといいですね。(^^)


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(株)近江兄弟社さんが日本から持参したのは大縄、そしてゴム跳び用のゴム。
近江さんの女性お二人が子供たちにとても熱心に上手に教えていました。(^^)






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そしてサッカーボール。子供たちには大人気ですね。
彼(コオ)も一緒に走っていましたが、全然ついていかれないようでした。(^^;)








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この女性はこの村に単身赴任をしている小学校の先生です。
20歳。(可愛い方♪)普段はこの村で暮らしていて、休暇の時に自分の村に戻るということでした。手にしているのは(株)近江兄弟社さんから送られたラオス語に翻訳された絵本3冊です。

本当は村出身の先生がいるのが最高なのでしょうが、カニョンケク村には現在村に先生はいません。でも近江さん3人と一緒に写っている彼女は将来この村の先生になることを希望しているそうです。
願いが叶うといいですね。(^^)


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家の中も見せていただくことができました。家の中でいろいろなお話を伺いました。

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ラオスには現在49の民族があり、69の言語があるといいます。それらの民族がラオスというひとつの国を構成しています。
通常の生活で使っている民族の言葉には文字がありません。ゆえに、読み書きができるようになるにはまず国語であるラオス語を覚える必要があり、そのラオス語で読み書きをするのだそうです。

民族の言語とラオス語では単語も文法も全く違うということなので、小学校ではラオス語の勉強がもっとも大事なものになるようです。ちなみに小学校で勉強するのは国語と算数と身の回りのことを学習する生活科の3教科とのこと。

そこまで説明をしてもらって、ようやく初等教育の重要性が理解できました。
文字が使えなければ生活もできませんし、仕事にもつけません。国によって事情が大きく違うことが現地でお話を伺うことで肌で分かったという感じです。

ピアラー村でも感じたのですがこの村に入った時も最初の印象は「きれいな村」だということでした。つまり、生活も精神も荒れていない。村の意識の高さを感じます。

村の歴史は200年以上あるというカニョンケク村は確かにとても貧しいのだけれども、村に臭いがなく、ゴミもなく、木々やものなどもきちんと重ねて置かれていて、収入源の珈琲豆も丁寧に干してありました。村の方々もとても丁寧であたたかな印象で、もうすこし村の暮らしが上向いて、教育も向上するとさらによい村になっていくのだろうという感じがしました。(株)近江兄弟社さんの支援が入ったら、きっとその後押しになっていく、という感じが強くしています。

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by m_alchemia | 2011-02-06 23:40 | 日々の想い