ラオス訪問記その3:ピアラー小学校開校式

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村の学齢児童は約70人。ピアラー村はサラワン県のほぼ県境にあり、これまでは1.5キロ離れたチャンパサック県の学校に越境して通っていました。
この辺りは雨期になると赤い土が泥状となって車も走れない状態になるとか。そのため、雨季には低年齢の子供たちは学校に通えなかったのだそうです。

私たちは乾季である今の季節に行きましたが、それはそれで車で通ると砂埃で前方も横も何も見えなくなります。雨期に視察に来た方に尋ねると、泥の中に足首まで入ってしまい、歩くのに一苦労だったということでした。

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さて、開校式ですが、スピーチとプレゼントの贈呈の後、校舎にはいって、バーシーという儀式を行いました。


お祈りの言葉をささげた後に、飾りの周囲に座っているたくさんの方が飾りについている白い木綿の糸の束を一本ずつ手首に糸を巻いてくれます。(これをつくるだけでもたぶん大変な時間と手間とそしてお金がかかっているのだと思います。)巻いていただいている最中もずっとお祈りのような言葉を唱えています。あとで尋ねると、その人が健康でいられますようにとか、幸せいられますようにとか、無事に日本に帰れますようにといったことを祈ってくれているのだとか。コプチャイライ(ありがとう)♪

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その後で現地NGOスタッフの方たちが用意をしてくださったごちそうを皆でいただきました。
ベトナム料理とほとんど変わらない味かと思うのですが、たぶん日本人向けに辛さを調節してくださったのでしょう。とてもおいしくいただきました。
たぶん料理をされた方がとても上手なのだろうと思います。皆でおいしい料理を囲む時間はとても幸せです。
ベトナムもラオスもフランスの植民地であったこともあるのだと思いますが、食事は毎回とてもおいしかったです♪ (^^)

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そしてピアラー小学校のフレンドシップ交流(国際交流)の提携校は三重県の高野尾小学校です。(AEFAは学校建設だけでなく、子供たちの交流や、先生の育成なども積極的に行っています)
子供たちの間での交流がよい形で続いていくといいなぁと願っています♪


というような開校式でした。
今回のラオスの学校視察は私たち3人(桂を含む)の他に(株)近江兄弟社さんの3名、福島県飯館村より1名、そしてAEFAの理事の方とスタッフ総勢10名でした。

そしてこのような自治体と企業と私たちのようなほぼ自営業者と元会社経営者という多彩なメンバーで、さらに偶然にも小学校の開校式とこれから小学校を建てる村と、今、中学校を建設中の村と、数年前に小学校を建設した村を見て回るというスケジュールとなりました。

高校生が出向いたのも初めてなら、この多い人数で出かけたのも今回が初めてなのだそうです。
この絶妙なバランスの組み合わせをいったいどなたに感謝したらよいのでしょう!

おかげさまで、村に学校を建てる前はどんな感じで、学校が建って数年するとどんな感じになるのかという部分までを今回の旅行で見せていただくことができました。

ラオス・サラワン県に滞在したのは3日です。残りの2日間につきましては、また明日♪

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by m_alchemia | 2011-02-05 18:08 | 日々の想い