矯正としての占星術

週末の2日間、先月に引き続きイシス学院の占星術のクラスに参加しておりました。

占星術の本を読んでいると、どうしてもわからなくなることがありました。それはそもそもの占星術が存在することの意味、つまり何のためにこれがあるのかということでした。そのことは人は何のために地上に生まれてきたのかという哲学的な問いにつながることでもあります。

本には占星術がいつ頃生まれたのかとか、地球の公転や自転などによってこのホロスコープが出来上がるといったようなことは書かれていますけれども、その存在の理由について触れているものにこれまで出会ったことがなかったのです。

講義の中で繰り返し伝えられたことは「ホロスコープはそこに原因と結果を読むものではなく、目的と手段を読むものである」ということでした。

ここにこういう星の配置があって(原因)、ゆえにこういう事態が起こる(結果)という読み方をしている限りホロスコープは本当には使いこなせない、ということです。

これは地上における人間の唯一の目的は「神(宇宙)と一つになること」であり、そのために幾度も地上に生まれて自己の霊性を高めようとしているという古代からのグノーシスの考え方に則っています。フラワーエッセンスの世界では「人間は霊性をもとめる地上の存在なのではなく、地上の体験をしようとしている霊的な存在である」と教わりますが、まさにそれと同じことであろうと理解しています。

すなわち、この地上でどのように幸せに生きていくのかが究極の目的ではなく、地上での体験を終えたときにあちらの世界でより良く生きるために、あるいは少しでも自分の霊性を高めるためには今生をどのように生きていけばよいのか。そのためにあるのがホロスコープであるという考え方です。

そのような見方に立った時に、私たちが過去生においてどのような生き方をしてきたのか、ゆえに今生でどのような自己を矯正するために生まれてきたのか(目的)、そしてそれをどのような分野・どのような方法でそれを矯正していけばいいのか(手段)が書かれているのがホロスコープである捉えることができます。

星の配置のせいで自分の人生の幸せ不幸せが決まり、その運命から逃れられないというのではなく、何故自分がこの星の配置を選んで生まれてきたのかという視点で世界を捉えることができるようになります。

そうするならば、おそらく個々のその星の配置図は不自由なものでも怖いものでも人生を悩ませるものでもなく、「神と一体になる」ための一つの宝の地図のようなもので、それによって人生をより積極的に生きていくことができるようになると感じています。

もっとも従来のいわゆる星占いにみられるような「今月のおひつじ座のあなたは○○な星周りにあるので××に注意しましょう」という原因と結果という読み方に自分が慣れてしまっているので、頭では理解がいきましたが、本当にわかって自分と他人のために使いこなせるようになるまでに少し時間がかかりそうです。

ただありがたいことにフラワーエッセンスやタロットの世界と共通する錬金術思想を背景に持つために、私にとっては上記のような考え方がさほど違和感のあることでもなく、その人のホロスコープを参考にしながらフラワーエッセンスによってサポートを図るということ(それが私が目指すところなのですけれども)に対しての感触をつかめたことはとても大きいと感じています。



*本日もお読みくださいましてありがとうございました。
 8月12日~8月17日までブログ更新も含めお休みをいただきます。
by m_alchemia | 2010-08-10 07:58 | 日々の想い