大胆さを追いかけて

桂と一緒に何かをしているとき思うことがある。たとえば桂はものを作るとき、いつも自分が作りたいものを作る。少なくとも最初の時点で、自分がそれを作れるかどうかはあまり考えていない。

私は子供の頃から自分が「作りたいもの」よりも「作れそうなもの」を、「やりたいこと」よりも「できそうなこと」を選んできたので、彼のそんなやり方をみているとびっくりしてドキドキしてしまう。

「これ難しいんじゃない?こっちの方にしたら?」と思わず言いたくなるのをぐっとこらえて、じゃぁこれにしようね、というのに私の方が勇気がいる。

今回のサンドブラストも桂は担当のお姉さんが思わず躊躇するほどの難しいデザイン画をたくさんある中から選び出してきた。

理由は簡単。「これがカッコいい!」

そうなると、もう迷いはない。そして結果としてまあまあのものが出来上がる。(そうやって出来上がったのが先日の写真の作品なのである。)

そんな彼の真っ直ぐで大胆で潔い姿に、我が息子ながら実に「カッコいい」と感心しながらも、これがまた新たな私のドキドキを生み出すのも事実なのである。彼が中学生になり、高校生になってもその大胆さが消えることのないようにと願いつつも、私もそれをどっかりとすわって見ていることの出来る自分でいられるようにと願っている。
by m_alchemia | 2005-07-03 22:06 | 日々の想い