不完全さの役割

フラワーエッセンスはもともとバランスを保つということをテーマにしている。バランスを欠いているということは何かが多すぎるか少なすぎるかという状態を意味するので、一体何のバランスを欠いているのかを見極め、それを正す方向にエッセンスを選んでいく。

ところでタロットカードの中にも四玄徳(しげんとく・・・中世ヨーロッパで言われる4つの徳。正義、節制、力、智慧をいいます)の一つである正義の女神が天秤をもっている。「ユングとタロット」という本の中でこの正義の項を読んでいたときにも「陰陽の両方がなければ天秤そのものが成り立たない」という記述が出てきたように思う。

その天秤を思っていたときにふと子供の頃から抱えてきた問いが再び浮上してきた。

「私たちは神を必要としているが、神も私たちを必要としている」とはどういう意味なんだろう?

こういう表現をたまに目にするがこれが本当のところ何を言っているのかがよく分からなかった。神がこの世を実現するためには肉体をもっている私たちが必要なのだという補足をいただいたこともあるが、それでも自分の中で何か腑に落ちないものがあった。

しかしこの「ユングとタロット」を読んでいる中で神のもつ「完全さ」と人間の持つ「不完全さ」というものによってある一つの天秤を支えているのかもしれないということが直感のようにして降りてきた。自分の中を光が通り抜ける感覚だった。

そう思えたらものごとすべてがいとおしく、自分の不完全さがいとおしくすべてを抱きしめたい気分に駆られた。

神の完全さを支えるものが私の不完全さの中にあって、それが「完全な天秤」を作ることに役立っているという不思議な構図。

私はようやく自分を許し、愛せそうな気持ちになっている。

朝から何やらとても哲学的になってしまった。(笑)
by m_alchemia | 2005-06-27 07:44 | 日々の想い