「朝はくる」

  「朝はくる」

  一人で生きていく
  と 決めた時から 
  強い女性になったの
  でも 大勢の人が
  手をさしのべてくれた
  素直に甘えることも
  勇気だと わかったわ

  (私は不幸せ・・・)
  溜息をついている貴方
  朝はかならず
  やってくる

  朝陽も
  射してくる筈よ

                                     柴田 トヨ (98歳)

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産経新聞の朝刊の朝の詩。
その常連であり、多くのファンをもつ柴田トヨさんの詩である。
私も朝刊を広げて、今日は柴田さんの詩が採用されていると思うと、思わず嬉しくなる。

柴田さんは98歳の現在も一人暮らしをしている。息子さんに勧められて詩を書くようになったのが90歳。その詩に曲がつけられてCDとなったり、それがきっかけでラジオでとりあげられたりと話題になり、今回白寿記念の詩集「くじけないで」が自費出版された。増版を重ねて話題になっている。

素敵な人生だなと思う。いくつになっても女性らしいかわいらしさを失わず、知的な柴田さんに憧れを感じる人は多い。90才を過ぎてなお、みずみずしい感性を失わない柴田さんから人生の先輩としての励ましと勇気をもらっている人もたくさんいるのだと思う。

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   「先生に」

   私を
   おばあちゃん と
   呼ばないで
   「今日は何曜日?」
   「9+9はいくつ?」
   そんな バカな質問も
   しないでほしい

   「柴田さん
   西条八十の詩は
   好きですか?
   小泉内閣を
   どう思います?」
   こんな質問なら
   うれしいわ           


   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

   「幸せ」

   今週は
   看護師さんにお風呂に
   入れてもらいました
   倅の風邪がなおって
   二人でカレーを
   食べました
   嫁が歯医者に
   連れて行って
   くれました
   なんて幸せな
   日の連続でしょう

   手鏡のなかの私が
   輝いています

 
柴田さんいつまでもお元気で。



*本日もお読みくださいましてありがとうございました。       
by m_alchemia | 2009-12-12 22:00 | 日々の想い