子供を育む目

もう少しシルバーアーチがらみの話を。(^^)
今回のシルバーアーチ出展者には第1回のときから断続的に参加してくださっている方
もいらしたが、実は第1回目から欠かさず参加している人が一人いる。桂だ。
彼は初回のシルバーアーチの様子も良く覚えていて「こんなだったねぇ・・」などと
話をしてくれる。

いつも「一緒に行く?」と一応尋ねるのだが、必ず参加するというのでそうやって10回も
一緒にやってきた。私たちも始まってしまえば彼の相手をしている時間はなく、一人で
いて退屈じゃぁないのか?と少々気がかりなのだが、本人は大抵コーヒー屋さんの
裏方スタッフとしてコーヒーを入れたり荷物を運んだりしておとなしくそばにいる。

何年か前にはパートナー(コオ)から
「つまらなそうな顔をして、やる気なさそうに働くなら来るな」と言われていたこともあった。
そんな5年間の間に身長だけは30cmくらい伸びた。

そして今回、桂はアジア教育友好協会のブースでタイやラオスの人たちが作った
小物販売の売り子をした。協会の方たちが午後からしか来られないというお話だった
からである。

ブースで座っているなら当然スタッフミーティングで自己紹介や反省も一言いうべきと
いうことで、今回は皆と同じように挨拶もしていた。決してそういうことが得意ではない
タイプなのでそれなりに緊張していたと思うけれど、大人に混じってのそのたどたどしい
挨拶を周囲の方は全員あたたかい拍手で迎えてくださった。

彼にとっては中間テスト1週間前のシルバーアーチだったので、当然、試験勉強は
お休みとなったが、教科書の内容はいずれ忘れてしまうことがあっても、今回の体験は
大人になっても覚えているんじゃないかなと思う。

そういうふうに成長を「ただ」見守ってくださるあたたかいたくさんの大人たちに囲まれて
育ってきた桂は、きっとそういうふうにあたたかい目で人を見守ることができる大人に
なっていくことができるだろう。

またシルバーアーチは小さなお子さんと一緒に来場して下る方も多いのだけれど、
そのお子さんたちを同じように見守るまなざしで迎えてあげたいとも常に思っている。(^^)

国語の授業で全員の前で3分間スピーチをしなくてはならなかったり、「帰れソレントへ」を
イタリア語で歌わなければならなかったり(懐かしい~!)、このところシャイな彼には
小さな試練が続いているようだが、その一つ一つを苦手なりに向き合っている。

そして、その向き合える力をくれているのは、今回のような勉強以外の刺激的な緊張を誘う
経験だと思うのだ。

来年のシルバーアーチも本人は参加すると言っている。そのときは高校生だ。
どんな風に成長してくれているのかなぁ。楽しみ♪ あたたかく迎えてくださる皆さまには
心から感謝しております。


*本日もお読みくださいましてありがとうございました。(^^)
by m_alchemia | 2009-11-07 07:35 | 日々の想い