ダライ・ラマ法王来日法話

数年前からチベットの子供の里親をさせていただいておりますが、その事務局となっているチベット教育サポート基金よりご案内をいただき、ダライ・ラマ法王の東京法話を拝聴しに両国国技館へ行ってまいりました。

チケットを一枚お願いしたものの、手元にチケットが届かないので、これは送信したメールがうまくいかなかったのだとあきらめていたところ、嬉しいことに昨日チケットが送られて来ました。(^^)

手作業で急ピッチのご準備をされたようで、
そのご苦労を思うと本当にありがたいことだと思います。

ダライ・ラマ法王の法話を直接うかがう機会はこれが初めてでした。

「途中の内容が少し難しかったね」という声が周囲から聞こえてもまいりましたが、
日頃やや難解な(^^;)「奇跡のコース」の文章を目にしている身としては、法話の内容が「奇跡のコース」、あるいはバッチ博士のメッセージと同じである上に、それを書物ではなく、生身の人間が語るという形で教えを聴くことができたことは本当に幸せなことと思います。

印象に残ったことは、心を開いて、ものごとに対して常に懐疑的でありなさい。ということでした。ある側面から盲信するのではなく、きちんと自分の知恵で分析し、本当に正しいと知ることができたことだけを自分のものにしなさいということでした。

直感を信じるのもいいが、それだと行きすぎてしまうこともある。やはり目の前にあることをきちんと見て分析することが大事ですというお話でした。ダライ・ラマのお話はその意味では宗教というよりも一つの哲学ともいえると思います。

そして質疑応答の際に、「自分は最近このような仏教の教えに触れることになったのだが、自分や自分の友人のような日本の若い世代に対して一言メッセージをいただきたい」というリクエストに対して、

法王は「私は今の日本の若い人がどんなことを抱えているのか知らないので何もいうことができない。そしてあなたの友人が何について悩んでいるのかはあなたの方が知っているだろうから、是非あなたが何か言ってあげてほしい」とのみ答えていらっしゃいました。

その返答が私にとりましてはとても新鮮で、同時に法王のお人柄が伺え、また法王が私たち一人一人に何を望んでいるのかが伺える気がしました。

法王のメッセージは

慈悲の心を持つこと。他人に対して思いやりの心を持つこと。他人に思いやりの心を持つには、まず自分を大切にすること。

自分のことを好きになるには幸せな状況にできるだけいること。何故なら人は幸せな状況にいる時は自分のことを好きになれるから。

苦しみから逃げずに、苦しみを味わい、学ぶこと。それによって人の苦しみを理解でき、思いやりの心を育むことができる。

そして正しい智恵を持とうと常に努力をすること。その智恵があれば利他の心、すなわち慈悲の心に目覚めることができる。

空(くう)を体験として生きるということが法話の中に何度も出てきました。
法王がおっしゃる通り、その意味を何度もじっくりと考えたいと思います。


*明日11月1日(日)は東京講演が同じく両国国技館で開催されます。
「地球の未来への対話」ー仏教と科学の共鳴と題して、法王と科学者の方の対談となるそうです。

11月3日は四国、11月5日は沖縄で特別講演があるとのことでした。当日席も余裕があるようです。
詳細はこちら

「少々難解だった」重要なテーマについては、また後日書き綴ってみようかと思っております。
by m_alchemia | 2009-10-31 21:12 | 日々の想い