自分を信じる人を人は信用する

PCのデスクトップを片付けていたら、こんなメモが出てきた。

「でも大事なのは、実際に月に100万円稼いだり、通帳残高を増やすことではなくて、『自分が100万円を稼げる』という自信を持つことなんですよ。お金というのは信用を数値化したものですから。自信のある人には信用もお金もついてきます。だから、なんでもいいから自分に自信を持つこと。それこそ『現役で大学受験に合格した』でもいい。一度、成功体験をして身につけた自信は、一種の無形固定資産みたいなもので、なくなることはありませんから」

ホリエモンこと堀江貴文氏のコメントである。

以前彼は、月に100万円が個人で使えるお金の上限というようなことを言っていた。つまりそれ以上はあってもあまり変わらないということだ。これは他の人も同じようなことを言っていたので印象に残っている。

だから彼にとってもそれ以上を「稼ぐ」ことの意味は単に通帳残高を増やすことではないのだろう思う。

上記のコメントの「お金というのは信用を数値化したもの」という考え方をみて、ああナルホドと思える部分があった。

仕事をしていく以上、どうしても目の前の数字は気になる。

けれども仕事をする上で考えるべきなのはどうしたら信用してもらえるのか、どうしたら期待に応えられるのか、そのためにはそのような姿勢で仕事に向かい、また自分をどう磨いていけばいいのかを考えるということなのだろう。

そしてその仕事に向かう姿勢や、自分に投資して自己を磨くといったようなことは景気の動向に左右されるべきものではない、と思う。

この経済状況がどこまで続くのかは分からないけれど、景気が低迷しているときにどんな風に仕事や人と向き合ってきたのかということは、この状況に変化が出てきたときに結果として必ず現れてくる。

景気に左右されることのない、仕事への揺るがない「思想」を今ここで、もう一度きちんと持ちたいと思った。
by m_alchemia | 2009-08-26 18:09 | 日々の想い